ミズタマソウをヒョンな事から同定できました

2008年7月31日

26日に田島ヶ原サクラソウ自生地で小さな白い花を沢山つけた植物を見つけた。
個々の花は径3oくらいと非常に小さく肉眼ではどんな形の花なのかも分からない。葉は裏も無毛で大きく、対生して節は赤い。 シソ科とも思ったが茎は丸かった。

ミズタマソウ

全然手がかりがないまま、昨夜オオマツヨイグサを図鑑で調べていて何気なくページをめくるとなんとそれらしき写真があっ た。眠気がいっぺんに醒めた。同じアカバナ科のミズタマソウ。きれいな名は露にぬれた果実を水玉にみたてたという。

ミズタマソウの花
子房下位で花が咲いているうちから実がついているようです

同属のウシタキソウ、タニタデも同じような実をつけるが、ウシタキソウは葉の形が違う。そしてタニタデの実には溝がない という。
99%ミズタマソウと思ったが、朝5時近くなって目が冴えてしまいどうせならと確認に出かけた。果実には縦の溝がありミズタマ ソウと同定できた。

ミズタマソウ花UP
萼片は花弁より大きく2枚、花弁も2枚で先が2裂、雄しべ2、雌しべ1
ミズタマソウの果実
果実の中には2つの種がありかぎ形の毛で動物などについて運ばれます