二十四節気の小寒に見る田島ヶ原サクラソウ自生地

延焼防止の柵近辺の刈り込みはまだでした

2019年1月6日(日)

新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します

2019年1月6日の小寒の千歳空港は大雪のため2000人の乗客が空港で一夜を明かしたようで、まさに寒の入りのアクシデントだ。
さいたま市は朝こそ青空が広がっていたが冷たい風が次第に強くなり雲空に変わった。
2008年に再開された自生地の草焼き(野焼き)は2015年に初めて立ち枯れたヨシやオギに延焼させられなかった。どう火を付けて回っても 周囲の刈り倒したヨシなどだけが燃えて立ち枯れたカヤには燃え広がらなかった。
この日が珍しいほどの無風で焼却炉の煙もまっすぐ立ち上っていたし、前日の朝降った雨の影響もあったのかもしれないが同じ日に行わ れた堤防外の野焼きもほとんど延焼せず大苦戦だった。
ノコンギク
翌2016年から顧問の埼大の荒木先生の生徒さんたちが刈り倒しを実施するようになった。
一面の枯れ野原の自生地
第2自生地では相変わらずノコンギクの丸い冠毛が花のようだった。
E区の一番奥から環境センターを望む
自生地はオギやヨシが刈り倒され一面の枯れ野原になり見通しが良くなった。
B区の公園側より昭和水門を望む
E区の一番奥の公園側からクヌギ越しに環境センターの建物が遠望できるが、この季節ならでの風景。
さくらそう水門を望む
上はB区の公園側からA区のはるか向こうの昭和水門が遠望できる。
C区の刈り倒したカヤ
北観察路から桜草公園の向こうに聳えるさくらそう水門を望む。
右は根元から50pくらいの所から刈り倒してある枯れカヤ。
ハンノキ
ものみな枯れ姿の中に同じような色でも生命の明るさがある ハンノキの花序が多く見られた。
ホシハジロ
自生地では生き物の気配がほとんど感じられなかったが、はるか下の鴨川には水鳥が来ていた。ホシハジロは 久し振りの感じでカメラを向けてみた。
今回初めてキャノンのSX70HSを持って行った。今までの後継機種なので問題ないと思ったら大間違いで、シャッター が切れたのかも分からず大苦戦した。シャッターが浅くて音が小さい。ピントも何処にあってしまうのか枠がよく動く。そんな中でホシハジロ だけはたまたま望遠で上手く撮れた。
観察路に入ろうとしたら自転車でやってきた人に声を掛けられた。帽子にマスク防寒具に身をかためていて最初は誰だか 分からなかった。何と青木さんでビックリ。92歳と言っていたが相変わらず元気なのには脱帽だ。

小寒(しょうかん):小寒は1月6日頃、寒の入で寒さが次第に増してくる頃だが、今年は千歳空港が大雪で2000人が空港で一夜 を明かしたという。翌日の7日は五節句の一で人日(じんじつ)、7日粥を食べる習慣がある。  2019年1月26日作成