二十四節気の大雪に見る田島ヶ原サクラソウ自生地

まさに大雪の今年の12月7日でした

2019年12月7日(土)

今年の大雪は文字通りの大雪で関東地方も所によっては雪が舞うとの予報だった。
最高気温は7℃にしか上がらないとの事だったので完全武装で出かけたが、昼近くなって小雨がぱらつくまではあまり寒さを感じなかっ た。
さくらそう水門
桜草公園は相変わらず車両進入禁止で、駐車場には車の影はまったく無くてガランとしたままだ。
無人の管理棟と時計台
無人の管理棟はますます寂れ感が強くなり、2時少し回った所で止まったままの時計はまさに廃墟の象徴のようだ。

来年の草焼きは1月15日(水)に日時が決定したのは小雪のレポートでお知らせしたが、公園の復旧は相変わらず未定で、公開出来なくと も天候が可能なら実施するようだ。

ネコ
管理棟の並びの花壇の前に2匹の猫がいた。僕を見ても身じろぎもせず見つめている。別に陽だまりになっている所でもないのに2匹 とも逃げようともしない。久し振りの人間が珍しいかのようにジーット座り込んだままだ。
松ぼっくり
自生地の真ん中辺りのクヌギの下に松ぼっくりがいくつも落ちていた。そこらあたりを見回してもドングリは一つも見当たらないで、 松ぼっくりだけだ。誰かが持ち込んだにしては何らの意図が感じられない。やはり先日の台風の置き土産と考えるのが自然のようだ。自転車道に倒れ込んで いたヒマラヤスギの実にしては小さすぎるし有り得ない事だ。

久し振りに第2自生地から補完地に回ってみた。
倒木
いつものように後ろの芝生広場から抜け道を通って行こうとしたら、抜け道の入口付近に大きな木が倒れていた。奇妙な事に抜け道付近 だけに倒木があった。
補完地
補完地一帯のオギやヨシはいずれも倒伏していなかった。密集しているからだろうか。
彩湖側の堤防に上がってみた。調節池の役割を果たした景色は何も変わっていなかった。でも周囲の彩湖公園はやはり車両進入禁止で 復旧は手つかずだ。電気や水道がダメでトイレも使用不能なのはどこも同じだ。
途中の鴨川にはキンクロハジロ、ホシハジロがいたがいずれも奇妙な格好をしていた。望遠だけでは何なのか分からなかったが、寒さ を避けて自分の体に嘴を入れていただけだった。

大雪(たいせつ):殆どの解説は読みを「たいせつ」としているがコトバンクだけは「だいせつ」としている。大を「たい」と発音する 熟語には大将、大勝、大木、年号の大正もある。何となく「だい」より大きい感じがするがどうだろう。 2019年12月15日作成