二十四節気の啓蟄に見る田島ヶ原サクラソウ自生地

要注意外来生物のトウネズミモチが伐採されました

2020年3月5日(木)

3月5日の啓蟄は北海道、北陸は低気圧が発達するので雪、風は全国的に強いとの予報だった。雲が多い空模様が次第に青空に変わった が、同時に風も強くなり、一時は立っていられないほどだった。俯瞰した自生地は一段と緑色が濃くなりまさに早春だった。
伐採風景
2月のマンスリーレポート27の日も北風が強く、復路は背中を押されて楽々帰ってきたので久し振りに桜草公園まで脚を伸ばした。 いつものバス停付近から俯瞰すると緑がかった部分が増え、同時に非常に開けた感じだった。
D区の奥から管理棟を望む
芝生広場近くまで行くと桜草公園との境が無くなっていた。足もとは切り株のオンパレードだった。要注意外来生物(樹種)のトウネズ ミモチをはじめトベラ、マルバシャリンバイなどの植栽樹が全て伐採されていた。
ソメイヨシノ2本とオオシマザクラだけが残った。

2018年の6月にさいたま市議会で久保美樹議員が質してくれた事が実現していた。公園そして久保議員には大感謝だ。

前回アマナが伸び出していたと思ったサクラソウからは本葉を付けたカナムグラが出ていた。アマナには濡れ衣を着せてしまい申し訳 なかった。ニックキ犯人を処刑したらその陰から何と小さな花芽が出てきた。
花芽が見えるサクラソウ
子葉だけでは分からなかったが前後に本葉を広げるとまさにカナムグラの芽生えだ。
カナムグラが伸び出したサクラソウ
強風のおかけでアマナもヒロハアマナも全て閉じて頭を垂れていた。ノウルシは早いものは群生して黄色い花を咲かせ、フキも花をつ け、ノカンゾウも葉を伸ばしていた。

13日は4月中旬並みの暖かさで、翌日からは寒さが続くという予報に自生地に行ってみた。お目当てのアマナ、そしてヒロハアマナは 期待通り全開だった。
しかもハチが来ていた。残念ながらトラマルハナバチではなかったが、セイヨウミツバチがE区のヒロハアマナにも来ていた。自生地で 訪花昆虫を見る事は少ないので本当に嬉しかった。
サクラソウ
そしてこの日のトピックスはサクラソウの初咲きだ。
北観察路をB区のアマナを眺めながら歩いていると遠くにピンクらしきが見えた。この時期にまさかサク ラソウでもあるまいと思いながらズームを効かせて見た。何とサクラソウの花だ。半信半疑ながら色々な角度からシャッター を押した。
サクラソウ
最近は19日あたりが多く、この10年でも一番早い初咲きは2009年、2010年の3月14日だった。まさに初咲 きの新記録だ。
サクラソウの花の精のプレゼントだ。天然記念物指定100周年へのお祝いの初咲き新記録だった。

アマナ
太陽が出て風が無い好天の時だけに花開くアマナとヒロハアマナの花は貴重。E区だけに生育するヒロハ アマナは開いても後ろ向きの事が多く写真には苦労する。
アマナにミツバチ
ヒロハアマナ
ヒロハアマナは今年は観察路近くの株が無くなってしまったようだ。
アマナに来ていたのはセイヨウミツバチだったが2匹は確認した。ヒロハアマナはズームを効かせて流していた時に捕らえたが、シャッ ターは切れなかった。

啓蟄(けいちつ): 東京のソメイヨシノは14日に雪の開花だったようだ。これは1953年からの観測史上最も早い開花で平年より12日、 昨年より7日早いという。 2020年3月24日作成