二十四節気の立夏に見る田島ヶ原サクラソウ自生地

便利なようにと自生地の前にしたのでしょうが

2021年5月5日(水)

昨年の立夏は非常事態宣言で駐車場は空っぽだった。そのせいなのだろうか訪花昆虫が多く、花の写真を撮っているとミツバチが飛び込 んで来る事もあった。
5月4日の駐車場
今日は全国的に荒れ模様で風も強く午後からは雨の予報だったが、駐車場は10時過ぎにはほぼ満車だった。前日の4日は好天に恵まれあふ れ返っていた。
左は4日の15時09分の駐車場。本来の駐車スペースがいっぱいでB区の前にまで一列に駐車している。
サクラソウ自生地の来訪者に便利のようにB区の目の前に駐車場を設置したのだろうが、現実は90%以上が桜草公園それも芝生広場の利用 者だ。ほとんどが車を自生地前に置いて荷物を抱えて芝生広場に向かって行く。芝生広場に近い公園側に移した方が利用者に便利だ。そして自生地にとっても 訪花昆虫が多くなり好都合だ。
真中の植え込みを浅い湿地にすると自生地の乾燥化にも効果がありそうだ。
ミゾコウジュ
4日にA区の前の横堤の側溝の公園側にミゾコウジュが花をつけているのに気づいた。それも人為的に植えたように車止めから坂路の下まで 長い列になっている。
でも、植えたにしては手間がかかり過ぎる。台風19号の水と土砂はこの辺りが最後まで積もっていた。台風の贈り物と考えた方が自然な ようだ。
側溝
ところが14日にはきれいさっぱり無くなっていた。公園係り員に除草されてしまったようだ。準絶滅危惧(NT)とは思えない地味な花だけに 仕方なかったのだろうか。
チョウジソウ レンリソウ
チョウジソウは円柱状の袋果をつけ始めていた レンリソウの花は多いが豆果は見つからなかった
特別天然紀念物石碑
今年は全てが早いのでチョウジソウもレンリソウも終わりかと思ったが両者の花は健在だった。ただサクラソウは刮ハのみで花が見られ なかった。
レンリソウの花は初めてくらい多く見られたが、何故か豆果は一つも見つからなかった。マメ科なので結構大きく普通に見られると思う がこの日も見られなかった。
サクラソウ刮ハ></div>
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サクラソウ自生地はオギが1〜1.5mくらいに伸び出し、ノカラマツも伸びてすっかり草原らしくなった。スイバは終わりに近いのかほとんど目立たなくなった。 ノウルシも黄色く枯れかけてきた。、
横堤の坂路の下の方にはノミノツヅリやコメツブツメクサなど小さな草花が花をつけていた。
ノミノツヅリ コメツブツメクサ
ノミノツヅリ コメツブツメクサ

立夏(りっか):新緑の風薫る爽やかな初夏。人の装い、水の光、全てがまぶしい季節の筈なのに今年もコロナ禍でスッキリしない立夏だ。 ゴールデンウィークも全て制限下で旅行はもとより孫が来るのもままならない。 2021年6月10日作成