二十四節気の大雪に見る田島ヶ原サクラソウ自生地
来年8日の草焼きの準備が始まっているようでした
2024年12月7日(晴)
2024年12月7日のさいたま市の大雪は朝から青空が広がり、空気はひんやりするものの風もほとんどない好天の土曜日だった。
2週間ぶりのサクラソウ自生地はオギの穂が少なくなり白い穂波の景色が枯れ野原の風景に変わっていた。
真っ白だったオギの穂も大半が風に乗って飛ばされ枯れ葉が多く占めるようになりました
中央の観察路は相変わらずオギやヨシが覆い被さっている所が多かったが、稈が細くなり左右がよく見えるようになった。
2017年1月18日の再開後第10回の草焼きからオギを刈り倒すようになったので、中の方の作業が進んでいるようなのも見られた。
観察路の左右が開けている所には相変わらずカナムグラが多くを占領していた。
今年も観察路からは
ガガイモの実も殻も見られず、
コカモメヅルの種を飛ばし終わった殻も見られない。代わりに
スズメウリの白い小さな実はアチコチに絡んでいるが被写体になりそうなのはほとんど見かけない。
そういえば、観察路にはいやという程繁茂している
キンミズヒキの姿も少ないようだ。
陽だまりの柵の杭の上で赤とんぼが日向ぼっこをしていた。気付いてカメラを向けたら本能的に逃げようとしたが、逃げる元気もないようだった。
このほとんど無風状態の晴天の下ならスイスイ飛び回っている筈なのに生まれた時期が悪かった。
何しろ生き物の気配もほとんどない師走では仲間もいないし元気の出しようがなかったのだろう。
アキノノゲシもだいぶ種子を飛ばしたようだが枯れるのとの競争のようだった。
空を見上げると猛禽類らしきが大きく輪を描くように飛んでいた。それもナカナカ飛び去らずに近くに遠くにゆっくりと飛翔していた。
チャンスとばかりにカメラを向けた。ノスリか何かと思ったが、どうもトビだったようでガッカリだった。
トビだと猛禽類とは言わないのだろうか?と不安になって調べてみるとタカ科に属する猛禽類という。九州以北に最も多く見られ、死肉やミミズ、昆虫、カエルなどの動きの遅い獲物を食べることが多く、要するに「カッコ良くない」タカ科の猛禽類なのだ。
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タカ科のトビ |
トビは猛禽類 |
大雪(たいせつ):大雪の七十二候の第2候の熊蟄穴(くまあなにちっす):熊が冬眠のために穴に篭る
と3候の厥魚群(けつぎょむらがる):鮭が群がり川を上るは分かり易い。 12月10日作成