二十四節気の啓蟄に見る田島ヶ原サクラソウ自生地
啓蟄の3月5日は終日雨、翌6日は強風でした
2025年3月6日(曇)
2025年3月5日の啓蟄は朝夕雪模様で日中は小雨が降り続いた寒い一日だった。
6日は最高気温が前日比+6℃で暖かい筈だったが強い北風が吹き荒れて体感温度は低かった。
サクラソウ自生地は緑が多くなったが、昨年より緑の部分が少なくて色も薄い。やはり今年は昨年より遅そうだ。
雨の3月5日は何となくサクラソウのマスコットキャラクターがいまいちの感じがして、さいたま市のマスコットキャラクターヌウのサクラソウバージョンは無いのかと思った。
ヌウのイラストデザイン集を見ていくと桜バージョンがあったがサクラソウとは違う。
見ていくと104がどうもサクラソウみたいだ。
係りに電話をしてみると桜をモチーフにしているのではないですかと、一般的な事を言う。でも、花びらが丸くないですかというと同感して調べてみますと電話を切った。
間もなく電話が鳴った。弾んだ声でサクラソウをモチーフにして作成したという担当者の言葉を伝えてきた。
間違いなくヌウのサクラソウバージョンだった。
名前は色々考えたが、ストレートに「プリムラ」にしようと思う。
桜草公園に着いた時にはムクドリの大群が飛んできて賑やかだったが風が日中にかけてかなり強くなり、その後は鳥の姿もまばらになって淋しかった。
啓蟄頃のいつもの観察コースは中央観察路を少し入って石碑の近くのサクラソウとノウルシをまず探すが、まだまだサクラソウは少ない。石碑近くの観察を終わるとB区の駐車沿いを公園方面に見て行く。晴れていれば白いアマナの花が見られるが、この日はまだそう多くはないアマナの花は曇天、強い北風ですべて閉じてしまっていた。
9,12日とサクラソウ自生地に行ったが花芽は見られず、ヒロハアマナの群生も見られなかった。
14日は朝から青空が広がり、サクラソウ自生地には午後から行った。アマナは全開だったが、ヒロハアマナは期待した光景は見られなかった。近くの木を伐採したりしてチョット荒し気味のようだった。
サクラソウの花芽は14日にようやく見つけた。B区の中央観察寄り、駐車場口から5本目の杭の近くだ。葉がカバーのように被さっていて見逃していたようだ。
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ヒロハアマナは絶滅危惧II類 (VU) |
ヒロハアマナは日本固有種。茎に3個の苞がある |
14日もじゅうたんを敷き詰めたようなヒロハアマナの群生は見られなかった。今年はこのままで終わりそうだ。
アマナもいつもの中央観察路と北観察路の交差する辺りのB区の群生地も心なしか小さいようだ
啓蟄(けいちつ): 「啓」は「開く」、「蟄」は「虫などが土中に隠れ閉じこもる」意味で、「啓蟄」で「冬籠りの虫が這い出る」(広辞苑)という意を示す。春の季語でもある。 2025年3月23日作成