二十四節気の穀雨に見る田島ヶ原サクラソウ自生地

一面のオギの原にスイバが薄茶の穂をなびかせていました

2025年4月20日(曇)

穀雨の4月20日は終日曇天。最高気温24.1℃でもう少しで夏日の暑い日だった。
サクラソウ自生地は多くの所にスイバが伸び出し、一時のノウルシの世界が一面のオギの上に薄赤茶のスイバの穂が伸び出していた。
自生地
オギやスイバの生長が急に早くなり一時のノウルシの世界がオギ、ヨシそしてスイバの世界に代わっていた
サクラソウ
観察路近くのサクラソウは比較的見やすくなっているので、ノウルシなどに邪魔されながらも観察できる。今年はポリネータのヒゲナガハナバチの姿は見かけなかったが、もう種子をつけている株が見られた。
荒木先生の報告では遺伝子が上手く多様性をもって引き継がれているとの事だった。正常な種子繁殖で繁殖も行われているとの事で何よりだ。
サクラソウ
サクラソウ白は早くからE区の斜面下辺りに鴨川側の観察路から見られた。そしていつも人気のC区の白は10日頃から見られたようだ。
アマドコロ
4月6日にはアマドコロの花をお客さんに教えられてビックリした。植物は例年より遅いと思っていたのにそんなに早く花が見られるとは本当にビックリだった。
でも20日には全域でしかもアチコチで群生して見られるようになった。
チョウジソウ
薄紫の花が上品な感じで人気のチョウジソウも花を付けています。
トダスゲ クサノオウ
最近増えている希少種のトダスゲ クサノオウが鴨川沿いに多くの花をつけていました
4月10日には例年の如く新開小学校の4年生が見学に来てくれたが、今年は毎日新聞がカラーで報道してくれて嬉しかった。
毎日記事

4月14日には、さいたま市立浦和別所小学校に東久留米の當麻賢一さんから田島ヶ原サクラソウ自生地ゆかりのサクラソウをご寄贈頂き、 校長先生も立ち合いの下、3台のプランターと大鉢のサクラソウを花壇に植えこんだ。
記念撮影

穀雨(こくう): 二十四節気の第6。春の最後の節気にあたる時期。4月20日頃から5月4日頃までの期間を指し、この時期に降る雨は穀物を潤す恵みの雨とされる。 2025年5月3日作成