サクラソウ自生地を訪れる方の必見情報

自生地のすべての植物が国指定特別天然記念物です

文化財保護法第109条第2項により、天然記念物のうち世界的にまたは国家的に価値が高いものとして特別に指 定されたものを特別天然記念物といい植物では全国で30種のみです。そして生育環境を含めたその地域に自生する植物全体が指定対 象になります。
ありのままの自然を第一義にする為、3月下旬から4月中旬のサクラソウの花の時期には背の高いノウルシの黄 色い花(正確には黄色くなった総苞葉)がかなり優勢に見えます。サクラソウの開花率は30%前後なのに背が高いノウルシは100%近 く黄変します。その上繁殖力も旺盛なのでまるでノウルシの保護区の様とも云われます。
一面のサクラソウを期待して来園された方には期待はずれになりますが、ノウルシも環境省のレッド リストの準絶滅危惧(NT)です
人工的に植栽した芝桜のような華やかさが無い事は事前にご留意下さい。

サクラソウの見ごろ

例年4月上旬から中旬が見ごろです。
ただし、早春に咲く花ですので寒暖による影響が大きく年によって変動があるので一概には言えません。株に よって早く咲くもの遅いものとがあります。そして一つのサクラソウの花は普通10日間くらい咲き続けます。ですから花は5月初め 頃まであります。
でも、自生地にはノウルシを始め色々な植物が生育しています。それらはサクラソウの花茎の15〜40cmより遥 かに大きくなりサクラソウを覆いつくします。4月中旬以降にはオギやヨシそしてスイバなども伸びてサクラソウはスダレ越しのよ うにしか見られなくなります。

最新の田島ケ原サクラソウ自生地の開花情報は

フグさんの雑記帳 のブログ、または
田島ケ原サクラソウ自生地を守る会のホームページでご確認下さい。

自生地の立地条件

田島ケ原サクラソウ自生地は自生地とサクラソウをシンボルとして1984(昭和59)年に開園した桜草公園の中にあります。
桜草公園には多くの桜の木があり、サクラソウと桜の両方の花をお楽しみ頂ける時期があります。天候が良ければ芝生広場でお弁当を広げたりゆっくりくつろいだりもして頂けます。
でも湿地であり続けたいサクラソウ自生地と乾燥化してより快適にお過ごしいただきたい公園とではポリシーが基本的に異なります。
そして自生地はさいたま市教育委員会文化財保護課の管轄で、公園はさいたま市の外郭団体のさいたま市公園緑地協会の管理です。
互いに治外法権を尊重しているようで両者の協議はほとんど無く、自生地では乾燥化をはじめとする様々な問題を抱えているようです。

食物の販売所はありません。飲物の自販機は1ヶ所のみです。

灰皿もゴミ箱もありません。ゴミは必ずお持ち帰りください。

2015年4月2日改訂