田島ケ原サクラソウ自生地年譜

大正9(1920)年4月25日史跡名勝天然紀念物調査委員三好学理学博士ら現地調 査
5月天然紀念物調査報告ー桜草ノ自生地ニ関スルモノー
7月17日「土合村桜草自生地」3万3,900平方メートルが内務大臣より天然紀念物の指定を受ける
大正11(1922)年5月7日皇太子殿下(昭和天皇)行啓
昭和2(1927)年5月14日第2次指定地、8,700平方メートルが追加指定さ れる
昭和3(1928)年12月1日事務移管により、主務大臣が内務大臣から文部 大臣となる
昭和20(1945)年第2次世界大戦後の食糧難のため、指定地が約4100平 方メートルを残して耕作地とされる。昭和30年代には荒木田土が削り取られた
昭和25(1950)年5月18日文化財保護法公布
9月18日指定地内無断耕作停止を、文化財保護委員会事務局から指示される
昭和27(1952)年9月指定地を自作農創設特別措置法に基づく開拓計画不適 地と判定
昭和27(1952)年3月29日「土合村サクラソウ自生地」に改称し、 特別天然記念物に指定される
昭和30(1955)年1月1日土合村と浦和市が合併し、浦和市がその管理団 体となる
昭和31(1956)年第1回さくら草まつり(第7回まではサクラソウ自生地 田島ケ原の原野にてイベント開催)
昭和32(1957)年7月31日指定名称が「田島ケ原サクラソウ自生地」に改め られる
昭和36(1961)年指定地公有化開始
4月横堤北側の田島ヶ原がゴルフ場に開発されることになり、市民の手で野生サクラソウを指 定地の耕作地跡などに移植
昭和37(1962)年指定地公有化一部を残して終了(国庫補助事業)
昭和38(1963)年第8回さくら草まつりを別所沼公園にて開催(桜草公園整備のため昭和46年の第16回まで別所沼公園 にて開催)
昭和45(1970)年指定地公有化全て完了
昭和46(1971)年10月13日サクラソウ県花に決定
昭和47(1972)年4月1日サクラソウ浦和市の花に決定
昭和47(1972)年桜草公園当初開設(第17回さくら草まつり田島ケ原桜草公園と玉蔵院にて開催。第33回 まで両会場で開催。桜草公園の完成開設は12年後)
昭和49(1974)年給水設備設置工事実施
昭和50(1975)年実態調査開始(国庫、県費補助事業、54年度完了)
昭和52(1977)年4月11日皇太子殿下(今上天皇)ご視察
昭和57(1982)年荒川調節池工事に伴う影響調査開始
昭和59(1984)年12月15日自生地を含む15.96haを「桜草公園」として完成開設
昭和61(1986)年囲柵修理工事実施
昭和63(1988)年皇太子妃殿下(現皇后陛下)・紀宮清子内親王お成り
平成2(1990)年12月25日天然記念物指定70周年記念論文集「特別天然記 念物 田島ヶ原サクラソウ自生地」刊行
平成8(1996)年天然記念物田島ヶ原サクラソウ自生地保護増殖実験調査 (〜平成12年)
平成13(2001)年3月26日「特別天然記念物田島ケ原サクラソウ自生地保護増殖実験調査事業報告書」発行。浦和市教育委員会
平成13(2001)年5月1日浦和市が3市合併し、管理団体がさいたま市にな る
平成16(2004)年3月荒川第一調節池竣工、指定地が囲繞堤と堤防に包囲 された
平成20(2008)年1月15日サクラソウ自生地の草(野)焼きを約10年振りに再 開
平成20(2008)年5月19日ボランティア組織・田島ケ原サクラソウ自生地を 守る会誕生
平成23(2011)年10月3日さいたま市市民活動サポートセンターに田島ケ原サクラソウ 自生地を守る会のホームページを開設
平成25(2013)年5月24日「さいたま市の環境を考える展示会」さいたま市市民活動サ ポートセンター主催に参加
平成26(2014)年3月31日国指定特別天然記念物「田島ケ原サクラソウ自生地」 保存管理計画策定書作成 さいたま市教育委員会文化財保護課
平成28(2016)年自生地に草花の名札を設置(花の時期)
平成30(2018)年6月11日久保美樹議員がさいたま市市議会でサクラソウ自生地の危機 的状況についての一般質問
2020(令和2)年6月13日改訂