田島ヶ原サクラソウ自生地は一面のこげ茶色の世界から若緑が薄く点在する景色に変わっていた。
北東側の坂道を降りてきたところの角より
近くに行くとノウルシの晩生(おくて)と早生がそれぞれに群れを作って混在している。文字通り赤子の赤い芽たち、元気のいい若い葉、 そして早くも黄色い花をつけているものと同じ野原にありながら成長の仕方はさまざまだ。
文字通り赤子のノウルシ
少し大きくなって活発なノウルシの若
日当たりのいい所にあったがもう花を咲かせていた
一部ではアマナが花をつけていた。花茎が弱く下向きの花も多いが、ようく見ると赤い筋が入った蕾がたくさん見える。この
花は太陽が出ないと開かない。そして初夏にはもう地上部を枯らして姿を消す典型的なスプリングエフェメラル、平安時代からあ
る在来種だ。
名前の由来は甘菜で鱗茎が甘くて食用になるからという。
アマナはユリ科でチューリップと同属
やっと見つけたサクラソウの若葉たち