田島ヶ原サクラソウ自生地ではキンポウゲ科のノカラマツが花をつけ始めた。
花と言っても花弁が無く萼も早落性で、4本の雌しべと多くの雄しべだけの花だ。葯の黄色が目立ち円錐形の花穂全体が黄色に見
え、お世辞にもきれいとはいえない。
左はまだ蕾で後ろもほとんどが蕾です
サクラソウ自生地の他はまだほとんどが蕾だけだが、さいたま市の荒川堤防内外の空地などに群生していてとても絶滅危惧II類
(VU)とは思えないが、環境に左右され易く一挙に無くなる事もあるのだろう。
他には白い小さな花が傘状に集まったヤブジラミがアチコチで見られるようになった。
花後の実がマジックテープのように洋服につくのが名の由来
また、ノジトラノオもどき(タジマトラノオ 仮称)も花を咲かせ始め、いよいよ賑やかになってきそうだ。そして今日もこの自生地の環境を守るため の草取りが手作業で行なわれていた。
ノジトラノオもどき