立秋の今日、田島ヶ原サクラソウ自生地に着いた6時30分頃には上空に青空が広がり始めた。そして8時頃には真夏の太陽が照
りつけじりじりと暑さを感じたが、しばらくしてまた雲が広がってしまった。
日中は雲が多く、夕方にはさいたま市にも大雨洪水注意報が出る、天気が目まぐるしく変化する一日だった。
自生地では駐車場側から入ってすぐのウマノスズクサも花をつけ始め、シオデは先日来緑色の大きな実をつけ、ヌマトラノオ も花をつけている。そしてシロバナサクラタデ、コバギボウシも満開の盛況だ。
コバギボウシの群生にクマバチが来ていた。2pくらいのずんぐりした体形のくせに結構アチコチマメに飛び回る。でもよく見る
と決して花の中には入らない。花の根元にとまるのを繰り返している。
ミツバチ科で花の蜜を食用にしているが、花粉は媒介せず、花の根元に穴を開けて蜜だけを頂戴している。コバギボウシにとって
は蜜だけ持っていかれる迷惑千万な盗蜜者なのだ。
ツユクサに来ていたマメヒラタアブは結実性を持つ長く伸びた地味な葯に止まっていたが、花にとってはこうゆう虫こそウエルカ
ムなのだろう。
コバギボウシの蜜を盗むクマバチ | ツユクサの完全雄しべにとまるマメヒラタアブ |
ヒルガオは相変わらず自生地のそこここで花をつけ広く開けた所には群生している。
鴨川沿いにはキンミズヒキが高い花茎に鮮やかな黄色の花をつけ、クサギが満開で名前と反対の芳香を放っている。クララが花の
盛りを何者かに採られてしまったせめてもの抗議のように小さな実を2つつけていた。そしてキクイモが一輪だけ咲いていた。
夏から秋に咲くツルフジバカマ | 花付きが疎らなヌマトラノオ | 自生地でたった一輪のキクイモ |
全てが2数性のミズタマソウ | 花一輪が大家族に変るツルマメ | 名が恐ろしいママコノシリヌグイ |