自生地ではツルマメの花が殆ど豆果に変わり、ヤブツルアズキも花が少なくなって、長い円筒形の豆果を垂れ下げていた。
代って旗弁が薄紫で筒状部分が白色のヤブマメの花が見られるようになった。ツルマメは大豆、ヤブツルアズキは小豆の原種
と云われるが、ヤブマメは地中に閉鎖花をつけ結実する面白い性質以外有用性はあまりないようだ。
ヤブツルアズキの豆果は約5cmあり、中に10個以上の種子がある
前回14日に咲き始めていたアカネ科のアカネが3個所で小さな淡黄色の花を満艦飾に咲かせていた。つる性の多年草で、葉 は4枚ずつ輪生するように見えるが、本当の葉は2枚で他の2枚は托葉が変化したもの。根は古くから暗赤色の染料を取るために使 われ、赤根(茜)の語源という。また薬用にもされたようだ。
葉腋から出した花柄に3oくらいの花を密生させています
花冠は5裂し、雄しべ5本雌しべは2花柱
隆盛を誇ったセンニンソウも花より果実が多くなっているが、一部の所ではそれこそ茜色の瑞々しい姿の果実で非常に新鮮
だった。
茜色の果実は間もなく褐色になり白毛と共に風で散布される