二十四節気の小寒に見る自生地
枯れ姿の中にも春の備えに余念がない自生地です
2010年1月5日(火)
元旦はあまりの素晴らしい日本晴れに荒川堤防で富士山を撮って8時30分頃自生地に寄ってみた。するとす
っかり枯れ姿になったユウガギクやソーセージを吊り下げた様なハンノキの雄花序までも白く化粧して新年を祝っていた。
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観察路のユウガギクが霜でお化粧していました |
ハンノキも白く霜を付け朝日に輝いていました |
二十四節気の小寒の今日は未明まで雨だったようだが朝から青空が広がり3月中旬の暖かさで、サクラソウ
自生地についたのは10時30分頃だったが、残念ながら富士山は見えなかった。
青い空は広がっていましたが、富士山は見えませんでした 10年1月5日AM10時30分
自生地を俯瞰する定点からで富士山は意識の外でしたが・・・(円内は左下を拡大) 10年1月1日AM8時30分
各観察路の入口に草焼きのお知らせが立っていた。煙や炎が上がっても火事と勘違いしないようにとの内容
なので時期的には非常に大くくりだった。
お知らせの看板は各観察路入口と中央の十字路にもたっていました
ちなみに08年の草焼きは1月15〜16日の両日、昨年09年は1月21日の一日で実施された。
久し振りに草焼きをした一昨年は事前のお知らせはあったものの炎や煙に驚いた人から119番通報があった
ようだ。慎重を期し早期のお知らせをした上で、今年も観察路の両側を刈った後、他ブロックに飛び火しないよう無風の好天の日
に実施するようだ。
ヨシやオギは茎と穂だけになり、倒伏していない所は空間が多くなりすっかり明るくなった感じだ。低
く開けた所は倒伏させたつる植物の葉や蔓そして豆果の殻などで黒く覆われていて、今まで見えなかった昭和水門やさくらそう水
門も遠望できた。
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ヨシも少し勢いをなくし昭和水門が見えます |
かなり離れたさくらそう水門が遠望できました |
こうした中でも空ではクヌギがほのかに赤みを帯びた芽鱗に覆われた冬芽を膨らませ、ハンノキは枝先に雄
花序を散房状に4〜5個、雌花序を葉腋につけ春に備えている。
そして地上では草花のロゼットが時至らばすぐ花を咲かそう
と地面に張り付きながら寒さに耐えて、光合成をしているようだ。
小寒(しょうかん):1月5日頃、この日から本格的な寒さが始まるという「寒の入り」で、節分(今年は2月3日)
までの約30日間を「寒の内」という