田島ヶ原サクラソウ自生地の草焼き
サクラソウ自生地の草焼きは万全の態勢で行われました
2011年1月19日(水)
19日のサクラソウ自生地の草焼きは9時32分実験圃場の5つに区切った左端の区画の中側から1ブロックのみを
燃やすよう火がつけられた。
周囲の枯れ葦は乾き切っているので事前に入念に散水し、圃場の周囲には消火器を置いて草焼きが開始された。
去年の轍を踏まぬよう火のついたブロックの周りには人を配置してよもやの延焼を防ぐ注意をしていた。9時少し前約30分で800u全
域の草焼きが無事終了した。
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真直ぐに上がる炎と黒煙 |
黒い部分が野焼き後の実験圃場 |
矢印の所から点火され外側に向かって小さなブロックから草焼きされた
その後サクラソウ自生地に移動して11時少し過ぎにA区の第2駐車場入り口付近から火がつけれた。こちらは一
段とギャラリーも多く、NHKの取材もあったようで4年目にして早春の風物詩になりかけたようだ。
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坂道の金網塀には一列にカメラの放列が敷かれた |
高く上がった黒い煙の向こうに丸い太陽が見える |
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点火を待つ間A区の看板にモズが来ていました |
B 区に点火されました |
8時50分頃より実験圃場の向かいの彩湖の堤防で寒風にさらされ、昨日から少し体調を崩してもいたのでこの日は
B区に火がつけられところで自生地を後にした。
草焼き:草焼きという言葉はあまり聞きなれないが、廃棄物処理法は一般的な野外焼却(野焼き)を禁止し、
政令で地方公共団体などの河川敷の草焼きを例外として認めている。その条文上の言葉に由来しているようだ。
草焼きは灰が肥料になる効果や害虫駆除そして森林への遷移を止めるのにも役立つとされ、奈良・若草山の山焼き
、阿蘇の野焼きなど多くの所で行われている。