二十四節気の大寒に見る田島ヶ原サクラソウ自生地

燃え残ったヨシの刈取りの土煙りが上がっていました

2011年1月20日(木)

焼け残ったヨシ
大寒の今日は北国や日本海側では降雪が続き今冬一の厳しい寒さとなったようだが関東では青空が広がり無風 の好天だった。
無事に終わった草焼きから一夜明けたサクラソウ自生地では焼け残ったヨシを刈り取る作業が行われていた。これだけ乾燥していて も火の回り具合なのだろうか所々かたまった焼き残しが発生している。
葉が無くなって茎だけの所はどうしても焼け残り易いようです。刈り取り作業をしている所は灰が舞い上がり 煙が出ているみたいです。

サクラソウ自生地6景(各写真はクリックすると拡大表示されます)
B区 C区 E区
特別天然記念物石碑のあるB 区 鴨川側から見たC区、奥は駐車場 E区のず〜っと奥はさくら草公園
BD間観察路 DE間観察路 AC間観察路
公園側から見たBD間観察路 公園側から見たDE間観察路 鴨川側から見たAC間観察路

第2自生地
第2自生地ではドバトやムクドリの群れが一生懸命餌をついばんでいた。ここは木が多い事もあり事前に刈り取 った面積が多かったのでそこに集中して集まっていた。体の大きいドバトが中心部を独占しムクドリはその周囲に集まっていた。
きれいに草焼きされた第2自生地には中央付近に池のような水溜りがありました。これだけ乾燥続きでも水が あるので小さな池と言って過言でないようです
周囲のブッシュの中にアオジらしきが見えた。この鳥はこまめに素早くブッシュの中を移動してなかなかカメ ラで捕えにくい。いつも空振りだったが、今日はラッキーにも近くの桜の木の枝に止まってくれシャッターチャンスができた。
シジュウカラ アオジ
頭が黒く胸にネクタイのような帯があるシジュウカラ 黄色い眉斑が見えるので雌のアオジのようです
アオジはホオジロ科の漂鳥で、胸から腹が黄色のまだら模様が何よりの特徴というがそのくせアオジと言うの は不思議だった。
ホオジロ科の鳥は昔「しとと」と呼ばれ巫女が占いをする時に使ったと言う。そしてアオジは「あおじとと」 と言われ、その後「あおじ」と簡略化されたと言う。
でもどうして青なのかはあまり明快ではない。頭部が緑色がかっているからで、緑は古くから青とも言われたからというが、もう一 つ説得性が薄い。

大寒(だいかん):1月20日頃。寒の内でも一番寒い時と言うが、今年は北国や日本海側は記録的な大雪とも言わ れる。昨日は網走沖に流氷がやってきたとのニュースがあったが流氷が春の季語とはちょっと不思議だ。