二十四節気の雨水に見る田島ヶ原サクラソウ自生地
立春以来寒さが続き記録的な大雪もありました
2014年2月19日(水)
晴れてはいたが北風が冷たい雨水だったので、足が案外冷たくなる長靴用に靴下にホッカイロを貼って、ポケットにもホッカイロ
を入れて寒さ対策をして出かけた。
立春以来寒さが続き、2週続けて週末は雪で、特に16日は山梨や長野などの普段はあまり積もらない地区に1メートル以上の積雪を
もたらし、多くの孤立地区や、家屋・農業用ハウスなどの被害が報じられた。
立春以降寒さが続くのは2010年によく似ている気がするが3月は暖かくなるのだろうか。今日は秋ヶ瀬公園方面への自動車道は9時
54分時点では凍結のため通行止めになっていた。
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中央観察路の両側はほとんど雪はありません |
B区の駐車場沿いが一番雪が残っていました |
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公園側から望む北観察路は雪が多くありました |
公園側からの南観察路の脇のE区は池状でした |
2週間振りのサクラソウ自生地は思ったより雪が少なかった。A区や中央観察路付近は雪はほとんど無く、B区の駐車場沿いと特に公
園よりに多かった。北側の旧志木街道の堤防が風よけになって雪があまり飛ばされなかったのだろうか。
E区の荒木田土掘削跡地はやはり一面に水をたたえ池状になっていた。
例年
サクラソウの芽生えが早いA区の
駐車場寄りと石碑付近を子細に観察してA区では3〜4の芽生えが確認できた。
B区の駐車場沿いの
アマナや
ノカンゾウそしてハナウドも緑の葉を広げていた。
相変わらず
ノウルシは全域で赤い芽
を出し早いものは緑の葉を広げ始めている。
右上のノウルシは@が小さな芽生え、Aがその後、B以降は緑の葉を広げ始めたそれぞれの生長段階です。
ハナウドとキンミズヒキは若葉を出すのが早く、両者とも毛深いので一見間違いやすいが、ハナウドの葉は小葉が幅広で深裂し、
キンミズヒキは羽状複葉なので区別できる。
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ハナウドの若葉 |
キンミズヒキの若葉 |
ハンノキはこの寒さにも拘らず、雄花序には黄色い花粉が見られ、花を咲かせているらしい。
先日Kさんからミノムシの写真が送られてきて調べてみると、中国から侵入した寄生バエ(オオミノガヤドリバエ)の影響で、一時
数が減って自治体のレッドリストで絶滅危惧種に指定されるようにもなったという。
オオミノガの幼虫はカキ、ウメ、クワなど様々な植物の葉を食べるというので、鴨川沿いの木々を見て回ったがカマキリの卵のう
は多くあったが、ミノムシは一つもなかった。
考えてみるといつの間にか本当に見なくなった。でもオオミノガヤドリバエに寄生する寄生蜂が見つかっていることから徐々に
回復しているともいうので注意して見ていこう。
雨水(うすい):2014年の雨水は2月19日。春分以降寒い日が続き、2週連続の週末の雪で16日は特に大きな被害まで出た。2010年も
春分以降寒い日が続いたが、3月は反動的に暖かくなったような気がする。今年もそうなることを願う。