二十四節気の立夏に見る田島ヶ原サクラソウ自生地
自生地は全域でチョウジソウが花盛りです
2014年5月5日(月)
自生地は全域で
チョウジソウが花盛り。
特にB区D区の公園側の群生が見事だ。
スイトピーに似た可憐な花の
レンリソウ
もA区の中央観察路沿いに多く見られる。
サクラソウの花もまだ見られ、花を落とした後の、雌しべが長く伸び出した半球形の子房も多く見られる。受粉して種子ができてい
ると嬉しいが・・・。白花サクラソウも健在だった。
今年は
ハナウドの大きな複散形花序の
白い花が自生地のアチコチデみられるようになった。
アマドコロの花は相変わらずよく見られるが終わりかけて細くなっているのが多い。でもまだ丸い果実は見られない。トダスゲの果胞
はだいぶ膨らんできた。
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独立中央胎座のサクラソウの子房は半球形 |
花が美しいのが名の由来のハナウド |
秋ヶ瀬緑道のあいのや橋のたもとの農家の高い生垣が白い小さな花を傘状に集めて豪華に咲いている。香りもいいし立ち止まって
見るとハチなどたくさんの虫が来ている。先の方の葉が赤い。アカメかと思ったがアカメはもっと背が低く、こんなに豪華に花は咲かない。調べてみると
カナメモチのようだ。
カナメモチはバラ科の常緑小高木で花は直径約10pの複散形花序に花径約1pの白い花を多数つける。花弁は5個、雄しべは約20個、
花柱は2個。葉は互生し先が尖り細かい鋸歯があり表面は皮質で艶がある。若葉は赤色をおびる。名前の由来はモチノキに似て材が扇の要に使われたから
という(樹に咲く花)
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花径約1pの花が約10pの複散形花序につく |
花弁の基部に軟毛が生える。オオカナメモチは無毛 |
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大きな体のクマバチ |
ミツバチも |
4日には鴨川べりでジャコウアゲハが2匹飛んでいて、羽化を期待したがウマノスズクサの近くの蛹には何の変化もなかった。5日の朝
にはオオヨシキリがA区の真ん中付近でしきりに囀っていた。
D区の中央観察路付近のオランダミミナグサはもう花が終わり、実をつけていた。今咲いているのは
ミミナグサのようだが交雑してもいそうだ。
第2駐車場の堤防ではクララがもうすぐ花穂をつけそうに育っている。その下にはコメツブツメクサが密生し黄色の絨毯を敷き詰めた
ようだった。その中でアメリカフウロや、キュウリグサも花を咲かせていた。
立夏(りっか):暦法上では4月節といい,七十二候では〈蛙始めて鳴く〉候に当たる。現在では太陽が視黄経45゜にあるときと定義さ
れている。今年は早朝大島沖を震源とする震度4の地震で目を覚まさせられ、時折小雨がパラつき終日はっきりしない天候だった。。