二十四節気の冬至に見る田島ヶ原サクラソウ自生地
今年は19年に一度の朔旦冬至にあたります
2014年12月22日(月)
2014年12月22日の冬至は旧暦11月1日の新月と重なる「朔旦冬至(さくたんとうじ)」と呼ばれる特別な冬至という。
19年に一度訪れる太陽と月の復活が重なる日とされ、古来朝廷では瑞祥(ずいしょう)吉日として盛大な祝宴を催したと言われる。
今日はその日にふさわしく朝から晴上がり風もほとんどなくて絶好の日和だった。
サクラソウ自生地でフト空を見上げると猛禽類らしき大きな鳥がを旋回していた。
しばらく見上げているとE区の後方の林との間の芝生に下りたようなので、慌てて急行した。
左がトビ、タカ科の中では大型でノスリより一回り大きい。尾羽はバチ型で先端は真っ直ぐかM型、翼下面の先端近くに
白い模様があるのが特徴。右のノスリ(11年2月4日自生地にて撮影)の下面はほとんどが白く、翼角、脇腹、腹が黒褐色で、ノスリの尾は扇型。
初列風切の外側の羽の数がトビが6枚でノスリ5枚も見分けの一つ。
まさか居る筈はないと思ったが、あに図らんや舞い降りて10分近く被写体になってくれた。
前にも自生地で飛んでいるノスリに出会った事はあるが、地上では初めてで幸運に感謝した。
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体色は褐色と白のまだら模様で、眼の周囲から後ろにかけて黒褐色の斑がある。 |
でも、パソコンに移してみると今回のはトビで、ガックリだった。
自生地は乾燥化が進んで
コカモメヅルもほとんど種子を飛ばし終わったようだった。でもよ〜く見ると一つだけまだ白い種髪を付けていた。今シーズンはアチコチで
小さな赤紫の花は見られたが種子の旅立ちは初めて見た。
2015年の草焼きは1月14日(水)午前9時から実施予定。
来年で再開後8回目になる「草焼き」は一般的に言われる野焼きと同義語。廃棄物処理法は一般的な野外焼却(野焼き)
を禁止し、政令で地方公共団体などの河川敷の草焼きを例外として認めている。その条文上の文言だ。
草焼きは灰が肥料になる効果や害虫駆除そして森林への遷移を止めるのにも役立つとされ、奈良・若草山の山焼き 、阿蘇の
野焼きなど多くの所で行われ、田島ケ原サクラソウ自生地の草焼きも1月の風物詩として定着しつつあります。
冬至(とうじ):冬至は一年で一番昼間が短い日と言われる。でも地軸の傾きや、地球の公転軌道が楕円であることから、
日の出がもっとも遅いのは冬至の半月ほど後になり、日の入りがもっとも早いのは冬至の半月ほど前のようです。