二十四節気の白露に見る田島ヶ原サクラソウ自生地
自生地は色とりどりの初秋の花の季節です
2016年9月7日(水)
2016年9月7日の白露は爽やかさにはほど遠い湿度の高いむし暑い朝だった。
左はセンニンソウの白い花とヤブツルアズキの赤紫の花がきれいにコラボしてツユクサも見られる。
自生地の北側の囲曉堤はマルバルコウソウの朱赤色とマメアサガオの白色の花が目立った。何故かここだけは草刈りが行
われずアレチヌスビトハギや
ヒガンバナそして
オオニシキソウも花盛りだった。
センニソウが花の盛りで
多い所では白い塚のように盛り上がっていた。赤紫の小さな花を固まって付ける
ツルマメ、黄色いカタツムリのような
ヤブツルアズキ、青紫の
ツユクサ、花のは
少ないユウガギクも全園で見られる。
A区ではセンニンソウに加えシロバナサクラタデの白い花、ツルマメ、ツルフジバカマの赤紫、キンミズヒキ、ヤブツルア
ズキの黄色が混じり初秋の花園を作っていた。
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センニンソウはキンポウゲ科センニンソウ属のつる性の半木本。葉は5枚の小葉の羽状複葉だが変化が多い。葉柄で他
の植物等に絡みつく。白い4枚の花弁に見えるのは萼。有毒植物で牛馬も食べない。 |
朝は元気だった一日花のツユクサは前夜の雨もあり、昼頃には見る影もなかった。反対に咲き残った小さなミズタマソウ
の花は雨を含んで生き生きしていた。
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ツルマメ別名ノマメは約5oの花を葉腋に3〜4個づつ付ける |
ヤブツルアズキの葉は3小葉からなり長さ幅とも5p以上ある |
中央観察路の入り口付近にホオズキが橙赤色の大きな実を付けていた。この液果を包む袋は萼の変形したものでホウズキ
属の特徴だ。独特の形のナンバンギセルの花も楽しい。
オトギリソウやアゼオトギリの花もまだ見られ、ミズタマソウも咲き残っていた。メドハギが多くの花をつけ、アレチ
ヌスビトハギも多く見られた。アキノノゲシ、フジバカマ、キクイモなどの花も咲き始め、いよいよ秋の花の季節の到来だ。
白露(はくろ):2016年の白露は台風13号の前触れの前線の影響で爽やかな朝とはほど遠いむし暑さだった。 この日から仲秋
になり、夜の間に大気が冷え込み草の葉に白い露を結ぶことから白露と名付けられた。 2016年9月21日作成