二十四節気の大雪に見る田島ヶ原サクラソウ自生地

2017年の草焼きは1月11日(水)予定です

2016年12月7日(水)

さすが大雪で朝は空気が冷たかった。10時頃になっていたが自転車で走りだすと鼻にツーンと空気が沁 みた。手袋も必要だった。
いつものように開かずの門の横から入った自生地はまさに枯葉色だった。
草焼きポスター
お知らせ
自生地には3日に行った時にすでに草焼きの告知看板が立てられていて、B区の駐車場側のオギを一部刈り倒した所も見ら れたが、この日もそれ以上の変化はなかった。
B区の刈り倒された部分
前回は再開後9回目にして初めて、立ち枯れたオギやヨシに燃え広がらなかった。周囲の刈り倒された部分は燃えても それ以上にはどうしても燃え広がらなかった。
まったくの無風だった事、2〜3日前に雨が降った事などの条件はあったが不思議なほどだった。近くの堤外地の耕作 放棄地でも同じような現象だったのでひとり自生地だけの問題では無かったようだ。
右はB区の駐車場側の一部を刈り倒した所
でも、2017年は同じ轍を踏みたくないとの事で、周囲だけでなく立ち枯れた萱を全て刈り倒して草焼きを実施 するようだ。
事前に雨が降って燃え難くならないか、新しい事だけにサクラソウに影響はないのか心配は尽きない。

2輪だけ咲いていた残り花
鴨川べりの通路際に花まで紅葉した菊が2輪だけ花開いていた。ここの通路はキンミズヒキなどが多いので草も紅葉して 唯一華やかだった。
一方第2次指定地ではノコンギク が冠毛をほとんど飛ばし終わった姿で立ち枯れていた。
枯れて殆どが冠毛も飛ばしたノコンギク

公園の管理棟横の木立でヒヨドリが鳴き交わしながら飛び回っていた。トウネズミモチの実を食べているのかと思った らその奥のヒノキ(?)に群がっていた。
桜橋の所まで戻ると今度はオナガが大騒ぎをしていた。いつもだと鳴き声だけで逃げらてしまうが、自転車を止めて カメラを出すのももどかしかったが、取り敢えずは2〜3枚シャッターを押せた。すぐ木の裏側に回ってしまったがやはり食べ物の吸引力は 凄い。
ヒヨドリ オナガ
丸い実を咥えたヒヨドリ オナガ達も食事中だったようです
オオバン
昨年から鴻沼川に姿を現したオオバンたち
鴻沼川にオオバンが群れていた。確か昨年から見られるようになったが、今年は一段と数が増えて 50羽はいたようだ。

大雪(たいせつ):今年の大雪は朝は空気が冷たかったものの、日中は陽射しがあってとても大雪とは思えなかった。 菊の残り花が2輪だけ花まで紅くなって咲いていたのが印象的だった。 2016年12月12日作成