二十四節気の立春に見る田島ヶ原サクラソウ自生地
今年のサクラソウの初咲きはA区で見られました
2017年3月20日(月)
昨日に引き続いて最高気温は18℃くらいまで上がる予報の春分の日だった。この連休の暖かさで21日には東京都心のソメイヨシノの開花
宣言がされ、大宮公園も翌22日には初咲きがあったようだ。
自生地は一段と緑の面積が増え、緑に厚みが出てきた。着いた時には冷たい風が強く、まだ太陽熱も弱かったのでアマナは殆どが就眠中
だった。
啓蟄の2週間でいっぺんに春の雰囲気になった自生地。上は春眠暁を覚えずのアマナ
サクラソウの初咲きを探して特別天然記念物碑
の周りを見たが花が無かった。初咲きはまだなのかと幾分気落ちしてA区の早生のノウルシ花を見にいった。なんとその先にピンクの花が見えた。待望のサクラソウだ。
落ち着いてよく見ると3株が花をつけていた。
去年は第2指定地と補完地に複数の開花が見られ、第1指定地は一株のみだったが、今年は前2ヶ所には花が見られなかった。A区の花の様子
を見ると今年の初咲きは昨日19日だったような気もする。
彼岸の中日なので青葉園にも行く予定だった。途中錦乃原桜草園に寄ってみると、準備会だったのだろうか10人前後の人達が集まっていた。
サクラソウの開花は例年通り田島ケ原より多く、色も濃い花が多かった。
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花の色が濃くて白い目も鮮やかなサクラソウ |
後の低い壁が風よけになって、ツクシも見られます |
今日もチラホラギャラリーが見られたが、やはり超望縁のカメラを担いだ鳥見の人がほとんどだ。
聞けば今年は鴨川沿いにトラフズク、桜草公園の元沼地のオギ・ヨシ原にベニマシコそしてサクラソウ自生地にアリスイとそう珍しいと
言う程ではないが何処でも見られるという訳でもない鳥が居て、種類もも多かったようだ。
この日はアオジが何故か行く先々の木を飛び回り、ついには地上に降りて歩き始めた。それこそ珍しくはないがムクドリやツグミほど
見られるという訳でもなく、カメラを向けてみたら木の実らしきを咥えていた。
アオジはホオジロ科の漂鳥。胸から腹に黄色のまだら模様があり、雄は頭が緑灰食。北海道や本州の山地で繁殖し、
冬は積雪の無い低地の藪に移動する。
ヒロハハナヤスリはハナヤスリ科の夏には消えてしまうシダ植物。胞子葉が棒のやすりに似るのが名の由来。
ニワトコはスイカズラ科の落葉低木または小高木。新しいAPG分類体系ではレンプクソウ科に移されている。長さ、幅共に3〜10pの円錐花序
には多数の白い花が付く。
春分(しゅんぶん):冬至から3か月で昼と夜の長さが同じ春分だ。四季がある日本の有難さだ。毎日畳の目一つづつ長さが変化していく、
まさにこれこそ自然の妙だ。日本に生まれた事に感謝!感謝だ! 2017年3月27日作成