二十四節気の清明に見る田島ヶ原サクラソウ自生地
西浦和からの案内表示は終了まで無事役目を果たしました
2017年4月4日(火)
2017年4月4日の清明は朝こそ風が冷たかったが、最高気温は18℃まで上がり春うららの好天になった。
このところの低温もあって桜草公園の桜はまだ3〜4分咲きだ。満開だった昨年に比べると遅いが、暖かな陽気に若い家族連れで賑わていた。
バス停付近から自生地を俯瞰。周囲の桜はまだ3〜4分咲きで遠目には花が見えない
サクラソウ自生地は相変わらず
ノウルシの
勢力が圧倒的で、さながらノウルシ園のようだ。
その上、サクラソウの生育が遅い。昨年の清明にはタジマシロが蕾を持ったが、今年はシロバナのシの字も見えない。鉢植えのサクラソウ
も生育が遅く、展示用のサクラソウが間に合うかどうかMさんが真剣に心配していた。
そんな中でも
ヒキノカサや
ジロボウエンゴサクの花が見られ、
ヒロハハナヤスリは多くの独特な栄養葉を見せ、
バアソブも幼葉を見せ始めた。アマナはそろそろ終りに近い。
明日からは気温が高く天候も安定するようなのでサクラソウも急ピッチで成長・開花すると思うので、見頃は今年もやはり10日前後だ。
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絶滅危惧U類(VU)のキンポウゲ科のヒキノカサ |
ケシ科のジロボウエンゴサク |
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シロバナタンポポは5倍体で単為生殖可能 |
ツボスミレは全国に普通で別名ニョイスミレ |
今日は田島交差点と自生地の間にあるセブンイレブンの置き看板に案内表示を貼らせてもらった。「サクラソウ自生地直進約10分」に
「この先桜草公園にも売店はありません。お飲み物やお食事はこちらでお求めください。」の文言も加えてお店にも来訪客にもメリットが
ある表示にした。
今年は思い切って3月31日に田島交差点にも2枚の案内表示を貼った。ここはどうしても必要と思ったが、はがしに回る監視人がいるのでは
ないかと思い、下隅に4月24日回収予定のメモを貼った。それが功を奏したのかどうか、最終日まで剥がされずに回収できた。
さくら草橋の橋柱は昨年は自生地よりの橋柱にだけだったが、今年は田島交差点よりの橋柱にも貼ってより親切にした。
後日談:セブンイレブンは剥がしに行って店長にお礼を言いに行くと先方から「有難うございました。また宜しく
お願いします。次は何時ですか」との言葉を頂いた。
田島交差点は自生地の行き帰りに剥がされていないのを必ず確認してはホッとしていた。
苦労したのはさくら草橋の橋柱の剥がした跡の消去だった。ここは普通の両面テープを使ったので貼り跡が鮮明に残ってしまった。ネットで調べると色々あってどれを
使ったらいいのか迷った。鋼鉄に塗料を塗ってあるから、単純で効果があるという消しゴムを使ってみた。全然だめで次にお酢を持っていった。キッチンタオ
ルに染み込ませてしばらく貼り付けておくと剥がし易いとの事だったが、まるでダメ。3日目についにベンジンを持っていった。塗料がはがれたら困ると思い
一番最後にしたが、これでようやく貼り跡をきれいに消す事ができた。
清明(せいめい):清明は清浄明潔の略語という。セブンイレブンにお願いした案内表示はまさにコロンブスの卵で後になれば何でもない事
だが、そこまで行くには電柱に貼れなかったり苦労した。それがなんと会員のAさんの親戚とも分かった。上手く回転し始めるとはこうゆう事なのだろう。
2017年5月13日作成