二十四節気の冬至に見る田島ヶ原サクラソウ自生地
2017年の冬至は雲一つない好天に恵まれました
2017年12月22日(金)
2017年12月22日の朝は手足の先が冷たくてホッカイロを持ってこなかった事を後悔した。でも次第に青空が広がり、雲一つない好天に
なった。冬至に天気が良ければ翌年は豊作といわれ、来年は良い年になりそうだ。
中央観察路の両側はヨシを一列に残してありました。
自生地は1月17日の草焼きの準備をほぼ終了したようで全体の見通しが良くなり、B区の公園側からも昭和水門が見られるようになった。
一部の観察路は霜がとけて表面が軟らかくなり、歩き難くなっていた。
今回も
アキノノゲシがアチコチで突出
して、色々な姿を見せていた。
上はアキノノゲシの黒色扁平の痩果。長さ5oほどだが、冠毛が無くなってしまっている。痩果が花床から離れず、残されてしまったよ
うだ。
コカモメヅルはもう殻だけだろうと思いつつ帰り際に探すと最終の旅立ちらしきが残っていた。
幸運に感謝しながら、よく見るとまだ殻にも3個ほど種子が残り、旅立ったばかりのが3個見られた。
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アカメヤナギ |
ジョウビタキ♀ |
樹冠が広がるのが特徴のアカメヤナギがひときわ目立つようになった。今迄鴨川側のE区で見られたジョウビタキのメスが珍しく中央
観察路でみられた。
鴨川べりのウルシ科の落葉高木のヌルデが遠目にはぼろきれを垂らしたようにも見える核果をつけていた。ヌルデとは面白い名だが、
かって幹を傷つけて白い汁を採り塗料として使ったことに由来するという。
直径5-8mmほどの扁平な球形をした果実(円内)は塩麩子(えんぶし)といい、下痢や咳に用いられたといい、イカルなどの鳥が好んで
食べると言われる。
冬至(とうじ): 冬至にはカボチャを食べる習慣がある。本来カボチャはウリ科の夏野菜だが、保存が効き、少し寝かせた方が栄養分が
増す。体が温まり、免疫力も上がるので風邪予防、脳卒中予防にいいとされたようだ。 2017年12月28日作成