二十四節気の小寒に見る田島ヶ原サクラソウ自生地
突如鳴り出した緊急地震速報にビックリ
2018年1月5日(金)
2018年は新年から快晴が続き、スーパームーンも鮮やかだった。1月4日はまだ工事関係の仕事が始まっていず、桜草公園の正門は本来の
姿だった。いつもなら開かずの正門前は何かが置かれていて単なるフェンスに過ぎないが、この日の姿は新鮮だった。この正門が本来の機能を果たす日が来る
事を心から願う。
正門らしいたたずまいの桜草公園の正門 2018年1月4日13時撮影
でも5日の小寒は今年初めて雲に覆われた寒々しい朝で、一時陽が射した
ものの青空は広がらず最高気温は6℃以上にはならなかった。
自生地に着いた11時頃緊急地震速報が入ったが、その後も揺れは感じなかった。ニュースによると2つの地震の情報をコンピューターが
一つの地震と誤認した結果のようだ。
昨日はさくらそう水門近くの鴨川にベニマシコが居るので鳥見の人が集まっていた。
確認するのに手間取ってどうやらメスをピンボケで写せただけだったので、今日こそはと思い行ってみたが、残念ながらシジュウカラとツグ
ミが居ただけだった。
自生地は枯れ野原で小鳥以外の生き物は居なかった。お菊虫くらいはいないかと探したが、カマカキリの卵のうと小さなミノムシを2匹
見つけただけだった。
ベニマシコ(紅猿子)猿子は猿のように顔が赤いアトリ科の鳥に付けられている。大きさはほぼスズメ大。北海道や青森県の一部で繁殖
し、秋冬は本州以南で越冬する漂鳥。翼に白帯がある尾の長い鳥。オスは全体に紅赤色を帯びるが、雌は全体に明るい茶褐色。
観察路の両側は立ち枯れた
ユウガギクが占
領している。9月23日の台風によって冠水し、暮れからはカラカラ天気でひときわ涸れ方が激しいように見える。
痩果を飛ばし終わって総苞を広げていたり、まだ痩果をしっかりつけているのもあって様々だ。
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ユウガギク(柚香菊)の地上茎は質硬く、直立して高さ30〜150センチ、枝は細くて長く、横に広がって出る |
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ユウガギク(柚香菊)は本州(近畿以北)の陽当たりの良い草地に多い多年草 |
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痩果は長さ約2.5ミリ、冠毛は非常に短く約3分の1ミリ |
小寒(しょうかん): 寒さの始まりの意味がありいわゆる「寒の入り」。そして小寒から節分までの約30日間を「寒中」「寒の内」といい
大寒がほぼ中間となる。7日には七草粥を食べ、一年の無病息災を願う伝統行事もある。 2018年1月18日作成