二十四節気の立春に見る田島ヶ原サクラソウ自生地
3年振りにサクラソウの芽生えを確認できませんでした
2018年2月4日(日)
朝は雲が多い空模様だったが次第に青空が広がり、無風の自生地では背中に当たる太陽光は暑いくらいで汗ばむほどだった。
日曜日という事もあり周辺はバードウォッチャーで賑わっていたが、自生地では3年ぶりにサクラソウの芽生えが確認できず、残念だった。
これも立春寒波の影響だろう。
上はべっ甲細工のようなノカラマツの芽生え。
遠望する昭和水門は1986年(昭和61年)度から工事に着手し1990年(平成2年)に完成。
鴨川の排水と洪水時に荒川からの逆流を防止する機能を有するという。
今年の桜草公園での「さくら草まつり'18」は4月15日とのビッグニュースが飛び込んできた。
2017年4月16日のさくら草まつり'17当日の自生地。サクラソウがよく見えたので多くの人で賑わった
今迄の開催例でいうと4月の第3土日で、今年は4月21、22日にあたり、またサクラソウの見頃を大きく外れてしまうところで、ガッカリし
ていた。
ところが去年の16日がサクラソウの見頃で天候にも恵まれた事から、4月15日が第3日曜日なのをてこにこの日に決定してくれたようだ。
鉢植えのサクラソウを育てている人たちにとっては一週遅れの方がいいようだが、是非ともいいサクラソウの花を早めに育てて出展して欲
しい。
今は寒気が強いが長期予報では桜の開花は平年並みのようなので、サクラソウもきれいに咲いてほしい。
右は2017年4月16日のさくら草まつりの屋台風景。地元の子供たちや若い家族には待ちかねたお祭りだ。
バートウォッチャ−は多かったが特に珍しい鳥がいるわけでもなさそうで、皆てんでんに対象物を求めて歩き回っていた。
自生地には去年はアリスイが来ていたが、今年は時折ムクドリやドバトの群れが飛来するだけで、いつものツグミやジョウビタキが見られ
ただけだった。
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ジョウビタキのメス。サクラソウ自生地が縄張り |
ジョウビタキのオス。2011年2月21日鴻沼川畔にて撮影 |
ジョウビタキ(尉鶲、常鶲) 全長14pでスズメよりわずかに小さいスズメ目ツグミ科(ヒタキ科)の冬鳥。市街地か
ら農耕地、河原などの開けた環境に生息する。秋冬は雌雄とも一羽づつで縄張りを持ち、渡り直後に縄張り宣言をする。オスは胸から腹にかけての鮮やかなオレ
ンジ色と灰白色の頭が特徴。この白い頭を白髪に見立て銀髪を意味する尉の字をあてた。地鳴きが火打石を打つ音に似る事から火たき(ヒタキ)の名が付いたとい
われる。雌雄とも翼に白斑があるのが特徴。
今年の田島ケ原サクラソウ自生地を守る会の現地活動は3月24日(土)〜4月22日(日)の間に決定。この期間中特別天然記
念物の石碑前のテントでパンフレット配布やご案内を行う。
相変わらずノウルシの勢力は強いが見頃は他の植物が大きくならない4月10日〜15日くらいと思う。グループでご予定の幹事さんは事前に
お申し込みを頂くとスムーズにご案内できます。
立春(りっしゅん): 今年の立春は立春寒波の言葉が生まれるほど春は名のみだった。特に日本海側の各地は積雪が多く、150台くらいの車
が動けなくなって夜を明かしたなどというニュースも報道されている。2018年2月10日作成