二十四節気の春分に見る田島ヶ原サクラソウ自生地
2018年のサクラソウの開花は19日でした
2018年3月21日(水)
春分の日に雨が降ったのは2010年以来で、さいたま市の12時現在の気温は3℃、夜にかけて2℃まで下がるようだ。予報では関東地方も雪
模様だ。
昨日までは5月上旬並みの暖かさで、東京都心の桜は17日に開花した。これは平年より9日、昨年より4日早いという。急速に進んだ開花も
この寒さでは一休み。でも明日からはまた暖かくなるようで満開になるのは時間の問題だ。
一昨日友人の「サクラソウ開花しています。確認しました」のメールで自生地に行った。19日のサクラソウの開花は直近の4年並みだ。
サクラソウの開花日は田口さんが亡くなってから比較的曖昧で、この3年間は推定19日だ。2014年は25日、2013年は16日、2012年は28日、
2011年は25日、2010年と2009年は14日と非常に凸凹が多い。
相変わらずノウルシの勢力が強く、生長も早い。もう黄色い花をつけている群落が多くなって、草丈も高く他を圧倒している。
ヒロハハナヤスリは高さ10〜30pの
シダ植物だ。他の植物が小さいうちに太陽の恵みを受けて他が大きくなる5月下旬ころには胞子を飛ばし終わり、夏には消えてしまう。
鴨川べりで大きな白い6弁の花を付けたコブシが良く目立っていた。花の下に葉を一枚付けるのが特徴だ。南観察路の公園側に生育している
ノジスミレは今年は結構花が多い。雨が多く湿地環境になっているのが幸いしているようだ。
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コブシはモクレン科の落葉小高木 |
春一番に道端で花をつけるノジスミレ |
今年の田島ケ原サクラソウ自生地を守る会の現地活動は3月24日(土)から始まった。
初日、2日目と好天に恵まれ、その後の長期予報でも1週間は晴れの気温の高い日が続きそうだ。その中でサクラソウ
が育ち、多くの花を付けてくれればラッキーだ。
守る会では「自分ができる事でサクラソウ自生地を守っていく」を合言葉に4月22日(日)まで雨天を除き、現地で活動
している。是非お気軽にテントにお寄り頂きたい。
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初日の24日に咲いた6裂サクラソウ |
初日を祝福するようなサクラソウの花 |
下の写真はノウルシの真っただ中に入ってしまったサクラソウ。でも負けずに花をつけているサクラソウに「頑張れ!!」
のエールを送りたい。
ノウルシの真っただ中で花開いたサクラソウ3輪、蕾もつけている
25日の日曜日は最高気温が20℃にもなり、桜草公園は若い家族連れで賑わっていた。
2018年3月25日(日)11時54分の桜草公園。周囲の桜はまだ一分咲き
春分(しゅんぶん):春分は必ず晴天になると思っていたが、今年は早くから雨の予報だった。自分の記録では2010年が雨
だったようだが、15時過ぎには青空になっていた。今年のような悪天候は初めての気がする。 2018年3月26日作成