二十四節気の清明に見る田島ヶ原サクラソウ自生地
気温の高い日が続き植物たちの生長が早い
2018年4月5日(木)
4月5日の清明は最高気温が17℃と平年並みに戻った。
前日は26℃になり暑いくらいの夏日で、桜草公園の桜はもう盛りを過ぎて花は一部に残るのみだった。前年の清明の4〜5分咲きを思うと嘘
みたいな早やさだ。
左の遠目の桜はまだ花を感じられるが、ハッキリ盛りは過ぎている。上は花が残っている木を探して写したのがこの程度だ。
3月初めに雨が多かった影響で
ヒキノカサや
ムラサキサギゴケ、
ジロボウエンゴサク、
アリアケスミレなど湿地のの植物が多く見られる。
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キンポウゲ科のヒキノカサ |
アマドコロがもう花をつけている |
サクラソウも花の色、花びらの形、中心の白い目そして花びらの枚数と特徴の変異の多い花が見られる。
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サクラソウ |
サクラソウ |
サクラソウ |
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サクラソウ4裂 |
サクラソウ4裂 |
白花サクラソウ |
3月下旬からは気温の高い日が続き、草木の生長が早い。自生地でもサクラソウを凌駕してオギやスイバが高く伸びている。特に今年はオギ
の生長には目をみはるばかりだ。
そして今の時期の自生地はカントウタンポポの天下だ。
カントウタンポポに小さなハチが来て一生懸命吸蜜していました。このハチだと口吻が短くてサクラソウの蜜は無理なのでしょう。
現在の自生地はノウルシが盛りで黄色く群生し、無い所にオギが生育している状況だ。
清明(せいめい):清明とは万物に清新の気がみなぎる時節というが、今年は気温の上昇が続き、みなぎり過ぎてしまっている。自生地では
オギとヨシの比率が5:1になっているようだが、そのオギの生長が早すぎる。 2018年4月18日作成