二十四節気の寒露に見る田島ヶ原サクラソウ自生地
ユウガギクの白い花が観察路を彩り始めました
2019年10月8日(火)
令和元年10月8日の寒露の朝は7時頃雨が上がった。時々晴れ間がのぞく天候だったが、気温は28℃くら
いまで上がって暖かくなった。
自生地に下りる途中のさいたま東村山線のノリ面にはススキが繁茂し、大きく曲線を描いた花穂に雄しべをいっぱいに付
けていた。先の方の横堤(土合第一横堤)には今年は遅かったヒガンバナがまだ咲き残っていた。
A区では相変わらずツルフジバカマが見られ
アキノウナギツカミも見られた。
どれも昨夜の雨で雨滴をいっぱいにつけて陽に輝いていた。
中央観察路から入ると雨滴を付けたオギが観察路に頭を垂れ、露を含んだチカラシバの穂波はことさら存在感があった。
ユウガギクの白い花が増え、キンミズヒキ、フジバカマ、レモンエゴマが最盛期だ。
一部ではサクラタデ、ナンバンギセル、コメナモミも花を咲かせ、ヤブツルアズキは長い豆果に変わった。ツユクサが少
なくなり、アキノノゲシは11時30分頃になって漸く花を開きだした。
第2自生地はタイアザミが多くの花を咲かせ、ノコンギクはまだ蕾だ。
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露をいっぱいに含んで輝くチカラシバ |
観察路の両側を彩るユウガギク |
珍しいものが無いか目を皿にして見ながら行くと派手な黒白の塊があった。よく見るとヤブツルアズキの豆果に
ビッシリ付いている。アブラムシかと思ったがそれにしては大きい。
調べてみるとミナミアオカメムシの4齢幼虫のようだ。図鑑を繰ってもなかなか出てこなかったのは幼虫だからだった。
ミナミアオカメムシ(南青亀虫):名の通り暖かい地方に生息するカメムシ科の昆虫。成虫になると主に全身が緑色に
なるが、アオクサカメムシと非常によく似ているという。北限は日本で2008年に愛知県で確認された。体長約1p、多食性でイネ科の害虫として知
られる。
この日一番シャッターを押したのはこのサツマノミダマシだ。
以前に出会った事があるのにハナグモだとばかり思い込んで、この頃出会う事が多いハナグモがより強力な他のクモ
につかまっているとばかり思い、追いかけた。
結局は家で色々見てようやくサツマノミダマシに気が付いた。
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この緑色の体をてっきりハナグモと思いこんだ |
何に捕まったのか、何を捕まえたのか不思議だった |
サツマノミダマシについては2017年9月7日の白露のレポートで詳細を書いているので参照されたい。
桜環境センターがオープンしてすぐに会議で田島ケ原サクラソウ自生地を守る会の登録をお願いした。にも拘わらず
4年も経つのに登録が無い。
最近「桜環境センターで守る会を名のらせないために登録をしないようだ」との変な噂が耳に入った。いったい何
なのか不思議だ。
桜環境センターに守る会の登録はしないくせに、ご本人は最近出入りしているようだ。
会員の多くはお風呂やジムを利用しているのに2階では「隠れ守る会員」で敷居が高い。会員は無視して、自分だけ
出没するのは何故なのか不思議です。
案外男らしい顔つきの男が嫉妬深いとの話もあります。女の嫉妬より男の嫉妬深いのは始末が悪いといいますが、
はてさてどうなのでしょうか。
そうでない証拠を示してくれることを切に期待したいと思います。