二十四節気の小寒に見る田島ヶ原サクラソウ自生地
多くの落葉が流されてしまったので心配という
2020年1月6日(月)
明けましておめでとうございます。
今日令和2年(2020年)1月6日は小寒で、寒の入とも言い、今日から節分までの30日が一番寒いと言われる。
でも今年は暖冬で各スキー場は雪不足で悲鳴を上げ、札幌雪まつりは雪像づくりの雪を遠く羊蹄山辺りから運ばねばならず量が半端で
はないだけに大変のようだ。
このところの晴天続きで真っ青な青空が広がったが、今日は冷たい風が強かった。相変わらず3公園とも立入禁止で、15日予定の草焼き
はギャラリー無しのようだ。
自生地では草焼きの準備が始まっていた。殆ど土砂は積もっていないが、着いた泥が乾燥した枯れ草は草刈り機を回すたびに土煙を舞い
上げた。
業者さんに聞くといつもは積もった葉が燃えるのに、今年はそれが流されてしまったのでしっかり燃えてくれるか心配だという。
9月13日の広大な遊水池の風景に写っていた昭和水門とさくらそう水門は何となく違和感があった。
考えてみれば当然で両水門とも水をいっぱいに貯めて閉まっていたからだ。
でもさりとて普段はどうなっていたかと思うと具体的には思い浮かばない。今日は確かめるべく両水門の近くまで行ってきた。
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左のゲートは少し上がり気味の昭和水門 |
どっしりと風格のあるさくらそう水門 |
昭和水門はひざ上まで伸びているチガヤをかき分けかき分けて近くまで行った。洪水時サクラソウ自生地にまず流れ込むのはほとんど
この水門近くからのようで、堤防もそのように造られている感じだった。
さくらそう水門は補完地に行く途中の鴨川の橋から右正面に見える。一度だけ荒川側のすぐ近くから見た事があったがやはり圧倒され
た。
鴨川にキンクロハジロとホシハジロの群れがいたが、オオバンとカイツブリも見られた。
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オオバンはクイナ科で全長39p。嘴と額が白い |
ムクドリ大で全長26p。尖った嘴のカイツブリ |
久し振りに補完地に行ってみたら、きれいに除草されていた。ここは延焼事件以来草焼きはせずに刈り取りになっている。これだけ刈
り取ったヨシやオギをきれいに運び出してあればサクラソウには何の支障も無いだろう。
自生地の北側の横堤にシロバナタンポポが冠水はまったく関係が無いような風情で花をつけていた。シロバナタンポポは日本
固有種でアルビノではなく、単為生殖で増えるという。
堤防(越流堤?)に上がって彩湖方面を遠望するとカマキリ公園も子供が居ず、遊具が寂しそうだった。
彩湖公園も車両進入禁止が続いているだけに森閑としていて、ランニングをしている女性が見られただけだった。
小寒(しょうかん): 暖冬の今年ですが、中国の武漢で集団感染者が報告されている新型コロナウイルス感染症に関連した肺炎について
日本国内でも感染者が出たようだがとにかく広がらないように願う。 2020年1月18日作成