二十四節気の清明に見る田島ヶ原サクラソウ自生地
桜は満開、いよいよサクラソウのシーズン開幕です
2020年4月4日(土)
朝は澄んだ青空が広がり、南風が強かったが最高気温は21℃まで上がり暖かかった。
初咲きも満開も早かった桜が3月29日の雪で葉が出るのが遅くなった。そのお蔭で西南桜も鴻沼川河畔の桜も鴨川通り公園
の桜も全て満開状態だった。
中土手橋から上がって、久し振りに荒川河川敷に行ってみた。
休耕田は増えたが、以前のようにアリアケスミレが群生しているような所は無く、畔に残っているだけだった。
いつもの原野ではジロウボウエンゴサクが多く見られた。シムラニンジンやヒロハハナヤスリ、ノカンゾウの若草
色は新鮮だ。アメリカスミレサイシンは相変わらず多くの花を咲かせていた。
周囲の田んぼはタネツケバナ、ノミノフスマ、ナズナたちが大株に小さな白い花をいっぱいに咲かせていた。
自生地ではサクラソウも思ったより多く花開き、第一指定地ではかたまってはないもののほぼ全域で見られた。第二指定地は群生が
増えて一番鑑賞に堪えそうだ。
補完地はピンクの塊が見えるようになり、昨年の遅霜の被害は別世界の出来事だった。
ヒキノカサの黄色が鮮やかでサクラソウとのコラボも見られた。
今年のサクラソウは変形している花が多く、色も濃いものが多いように感じた。そして遠目にはきれいでも写真では傷が
ついているのも多かったのは天候が不順だったからだろう。
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この花は8裂のようです |
きれいな十字状の4裂 |
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エイのような裂片 |
この株は全て奇形のようです |
清明分(せいめい):クヌギが長さ10pくらいの雄花序を盛大に垂れ下げている。朝から晴天で暖かい一日だったので道場
から原野に行ってから自生地に行った。原野では畔のタネツケバナなどを見ていたら大きな猟犬が2匹出てきたのにはビックリ。おとなしかっ
たのでよかったが、飼い主が見えなくて冷や汗ものだった。 2020年4月24日作成