二十四節気の穀雨に見る田島ヶ原サクラソウ自生地
サクラソウの吸蜜現場をゲットしました
2020年4月19日(日)
晴天の4月19日はコロナウィルス騒ぎが無ければ、さくら草まつり'20で賑わう絶好の祭り日和だった。
でも、前日の豪雨の後遺症で10時30分でも、観察路は途中から水没し中央付近は完全に冠水していた。
サクラソウはの花は多く見られる。間違いなく多くなって去年の台風19号の影響はないようだ。でも丈も花も小さい、
その上強風や昨日の豪雨などで大半の花が傷ついている。
でも今日は大感激のシーンをゲットできた。サクラソウの花を吸蜜している現場を写真に写せた。
補完地でのことだったが、ハチが飛んで来た。写真と撮ろうと身構えたがとにかく素早い。サクラソウに止まったと
思う間もなく次に移っている。取り敢えずシャッターを押した。でもパソコンに映すまでどんなシーンが撮れているか不明だった。
写っているのは2枚しかなく、一枚目ははピンぼけだった。でも一枚は見事に吸蜜している現場だった。
長い花筒のサクラソウを吸蜜するのはトラマルハナバチとの知識しだった。ネットで写真を見てもトラマルハナ
バチと思った。
速報版のようにしているサポセンのH.Pにスクープとして掲載した。
しばらくして自生地の顧問の荒木先生からヒゲナガハナバチの一種のようだとのアドバイスを頂いた。
ヒゲナガハナバチはシロスジヒゲナガハナバチとニッポンヒゲナガハナバチの2種のようだがどちらにしても口吻は長い
ようでまさにポリネータの役割十分のようだ。
カントウタンポポが増えてB区で花盛りだ。スイバは全域で赤茶色の穂を揺らしている。
さしものノウルシも下火になり、ノカラマツが伸び出している。南観察路ではトダスゲが増え、ムラサキサギゴケ、
アリアケスミレの花も見られる。
この時期に自生地は勿論荒川河川敷で見られるタンポポはカントウタンポポだ。セイヨウミツバチが仲良く吸蜜していた。
シロバナサクラソウはD区に4株見られる。そして今年は向かいのB区にも復活した。去年は見られなかっただけに嬉しい
現象だ。しかも両方とも柵から近く、見易い所に花を付けている。
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真中は完全にシロバナのヒキノカサ |
この株のサクラソウも何となく面白い |
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エキサイゼリが小さな花をつけています |
今年は本当に増えたトダスゲです |
穀雨(こくう):特に雨が多いという訳ではないが、種まきの季節でその後徐々に雨が多くなって芽生えを促していく頃
という。途中まで作って「さらなる100年に向かって」の原稿推敲にかまけて正常なアップが遅くなってしまった 2020年5月16日作成