二十四節気の大寒に見る田島ヶ原サクラソウ自生地

大寒の自生地にはタゲリが見られました

2021年1月20日(水)

明日からは暖かくなるとの天気予報だが、2021年1月20日は雲一つない青空が広がったものの北風が冷たく最高気温は8℃しか上がらない 寒い一日だった。
昨年は東京都心で12月、1月の最低気温が0℃未満の冬日は一日も無かったのに、今年は既に10日を超えているようだ。
草焼き
半月以上も降らなかったのに前日が雨模様で心配したが、草焼きは13日に予定通り終了した。
草焼き炎
定刻9時に今年はB区の中央角から点火した。いつも地点は違っても外から点火したのに珍しい事だった。
お湿り程度だったが前日の雨の影響を測りたかったのだろうか。
全て順調に進み13時前には第2次指定地もすべて終了した。

12時近くになったら鳥見の人達が増え、北観察路からB区にファインダーを覗いている人がいるので、望遠を効かせてみるとタゲリが居 た。
タゲリ
タゲリ
結構早く動き回るのでシャッターを切るタイミングが難しかった。群れで来ていたのではなくせいぜい1〜2羽で、大きさはハト大だがズ ームを効かせているので、ピントを合わせている内にファインダーからはみ出してしまう。
個体数は減少傾向にあり、国際自然保護連合により、レッドリストの軽度懸念(LC)の指定を受けている。準絶滅危惧種に指定されている 埼玉県では近年越冬す群れの数が著しく減少している(ウィキペディア)とあった。
タゲリ(田鳧・田計里)はチドリ科の冬鳥。水田や湿った畑、河原や時には干潟に棲み、開けた平坦地を好む。主食は昆虫やミミズなど。 チドリ類全般に見られるように泥の地面を片足でたたき、虫を追い出して捕らえたりする。冬には数羽〜十数羽の群れでいるのが普通。つがいで縄張りを持つ が、集まって営巣する事もある。長い冠羽が特徴で、顔には隈取の様な黒い線模様がある。初列風切りの先端が円く、フワフワと飛ぶ。雌雄同色。(野鳥観察図鑑)

大寒の自生地は雨が殆ど無いせいでいつもより乾いた褐色の世界が広がっていた。ノウルシは草焼きの13日にもう芽を出していて、早い 所は今日はもうニョキニョキだったが、サクラソウの芽生えは見られなかった。
定点より俯瞰
ノウルシの芽生え
中央観察路を入ってすぐA区にツグミやタヒバリが見られた
ツグミ タヒバリ
黄白色の眉斑、赤褐色の翼、胸の黒斑が目立つツグミ セキレイ科の冬鳥で本州以南の各地で見られるタヒバリ

大寒(だいかん):今年は大寒までが寒く以降は暖かくなるとの事だったが、週末は雪の予報が23日の土曜日は終日雨、日曜日も雪にはなら なかった。でも緊急事態宣言が出されている中では少しは足止めになったようだ。 2021年1月24日作成