二十四節気の啓蟄に見る田島ヶ原サクラソウ自生地
アマナもヒロハアマナも白い群落が見られた啓蟄
2021年3月5日(金)
2021年啓蟄の3月5日は雲は多かったが風は無く、冬ごもりの虫が這い出てくるにふさわしい暖かな日だった。
ヒロハアマナは10時30分頃はまだ全開していなかったので12時頃再度行ってみると、かなり開いていた。ヒロハアマナもアマナも暖かく
ないと全開しない。飛んで火にいる夏の虫ではないが、ピントを合わせている花にミツバチが飛び込んで来て本当にラッキーだった。
アマナは全域で星空をちりばめたような白い花を咲かせていたが、よく見ると殆どが半開だった。
アマナは埼玉カテゴリー準絶滅危惧(NT)
サクラソウの芽生えは大きくなっていたが花芽を付けたのはナカナカ見つからなかった。左のように多くの花芽をつけていたのは本当にまれ
だった。
背後の横堤に上ってサクラソウ自生地を眺めていたら、何処からともなくコゲラが飛んで来て休む間もなくまた何処かへ飛び去った。
|
|
定点から俯瞰した自生地は緑色が多くなった |
ノウルシの早いのはもう黄色い花を咲かせていた |
いつもの定点から俯瞰した自生地は褐色はほとんど無くなり生命を感じさせる色に変化していた。その中で生長が特に早いのはノウルシ
でもう黄色い花を咲かせていた。
今年は11日に第2次指定地で開花していたとの大高レポートがあった。15日にはA区の柵近くで6株も花開いていたという。B区の遠く、
ズームを効かせてようやく花の形が分かるくらいの距離では多くの花が見られた。ノウルシが北風の遮断をしていたようでいずれもノウルシの根元付近で開花
していた。
啓蟄(けいちつ):今年は東京のソメイヨシノの開花が14日で昨年同様観測史上最も早い開花だった。サクラソウ自生地でもノウルシをはじ
め早まっているようだが、サクラソウの頑張りが期待される。 2021年3月18日作成