二十四節気の清明に見る田島ヶ原サクラソウ自生地
チョウジソウが蕾を付け、ノウルシは早や果実の季節
2021年4月4日(日)
2021年4月4日の清明は午後から雨模様との予報もあったが、日曜日の事もあり10時過ぎには駐車場はほぼ満車状態だった。
サクラソウ自生地はノウルシが早や花の盛りを過ぎて果実が多く目につくようになった。全体景色も明るい黄色の花の世界から黄緑色の
植物色に移りつつあった。
例年はゴールデンウィーク頃花をつけるチョウジソウがもう蕾を持っています。
左は芽吹き始めたクヌギと自生地中央付近
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やわらかな色のオーソドックスなサクラソウの花 |
去年からB区にもシロバナサクラソウが花開く |
ヒキノカサ、ジロボウエンゴサク、ツボスミレ、カントウタンポポそしてもちろんサクラソウもかなり生育地が広がった。台風19号以来
色々な花が拡散した感じだ。第2次指定地の群生も見事だ。
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キンポウゲ科のヒキノカサ |
ケシ科のジロウボウエンゴサク |
最高気温が22℃まで上がり、桜草公園の桜も満開の3月30日から田島ヶ原サクラソウ自生地を守る会の現地案内活動が始まった。4月
18日(日)までの20日間は交代でテントにつめて来場者の便宜を図る。
サクラソウ自生地ではもうシロバナサクラソウが花を咲かせている。サクラソウの花も少し小ぶりだが全域で見られる。ノウルシが優勢
なのは相変わらずだが観察路からサクラソウの花がよく観察できる。まだ3月下旬で他の植物の生長があまり見られないのも大きいが、昨年から広い範囲で見ら
れるようになった。
いつもは4月10日前後が見ごろだが、今年は今週が一番かも知れない。
今年も特別天然記念物碑の前にテントを設置。
私の感覚では花をつけるのが遅いシロバナサクラソウが年々早くなり、今年は3月中から花開いて来場者を楽しませている。
清明(せいめい):二十四節気中清明ほど季節にぴったりの節気は無いように思います。そして中国や沖縄では「清明節」と呼ばれお墓を
掃除して先祖供養をするお盆のような行事とも言われます。 2021年4月17日作成