二十四節気の小雪に見る田島ヶ原サクラソウ自生地
2022年の草焼きは1月12日実施予定です
2021年11月22日(月)
2021年11月22日の小雪は前夜の雨が朝には止んでいたが、雲が低く垂れ込め今にも降り出しそうな空模様だった。でも、降
り出すのは夕方からとの予報に勇躍自生地に向かった。
さいたま東村山線の正門近くの堤防はススキやセイタカアワダチソウが伸び放題だ。先日荒川上流河川事務所西浦和出張所
でおうかがいしたらここは管轄が複雑のようで要注意だ。
今年はアキノノゲシが一気に黒く枯れてしまったのでこのような姿は懐かしい。
昨夜の雨で観察路に入ったら全身びしょ濡れになってしまうと思ったが9日以来の雨で乾燥しきっていたのだろう、ほとんど
問題なかった。
全域が枯れ野原で生き物の気配は全く無く、ユウガギクの咲き残りの他はセンニンソウの緑の葉が見られるだけで全て無機
質の静寂の世界だった。
ヤブツルアズキとツルマメの真っ黒い豆果が全域で見られた。
2種とも今回のようにっ黒いと本当によく目立つ。ツルマメはせいぜい2〜3pなので他と紛れる事が多いが今年はこんなに
も多いのかと感心するほどだ。
ヤブツルアズキはとにかく長いので常に目立つ。カタツムリの様な花からこんな7〜9pもの長い豆果が何故できるのかそれ
だけでも不思議だ。
フジバカマはこんな枯れ姿になっても周囲にクマリンの馥郁たる桜餅の様な香りを漂わせていました。
カナムグラの雄花序はあまり見られなくなり雌花序が多くなった。
|
|
枯れてもフジバカマです |
カナムグラの雌花序の苞の先は尖り縁に粗い毛が多い |
|
|
センニンソウの痩果が面白い色です |
スズメウリは昼間に花を咲かせる |
2022年のサクラソウ自生地の草焼きは1月12日(水)に実施予定です。天候により中止の場合もあります
小雪(しょうせつ):2021年11月22日はコロナなの感染者が全国で50人とこの日までの最少を
記録。ようやく落ち着きを見せたもののオミクロン株などの変種が現れ第6波への懸念も多い。 2021年12月8日作成