二十四節気の大雪に見る田島ヶ原サクラソウ自生地
草焼きの準備が始まっていたようです
2021年12月7日(火)
大雪の朝は曇天だったが所々雲の切れ間があり青空が覗き暖かな気候だった。
40号線の堤防は相変わらずセイタカアワダチソウやススキが繁茂しタイヤの不法投棄も発生していた。
ユウガギクなどが咲いていた観察路の両側はきれいに除草されていた。全ての観察路が広くなっていたが、試みに測って
みると約2m50pの幅だった。1月12日の草焼きの準備の始まりだ。
右は芝生広場側からサクラソウ自生地沿いに昭和水門を遠望。外側は結構ヨシが多いが下向きになっているのはオギだ。
今、自生地で元気に生命を謳歌しているのは所々で緑の群落をつくっているセンニンソウとE区で気根を出して桜の木に這
い上っている常緑つる性木本のキヅタだ。
ウコギ科のキヅタはブドウ科のツタのナツヅタに対して別名フユヅタといわれる。果実は液果で直径約10oのほぼ球形、
先端に花柱が残りはじめは赤紫褐色で翌年の5〜6月に紫褐色に熟す。
キンポウゲ科のセンニンソウは日当たりの良い所に生えるつる性の半低木。茎はよく分枝して広がり、曲がりくねった葉柄
で(複葉の中軸が長くなって)他の木や草に巻き付く。葉は対生し3〜7個の小葉からなる羽状複葉。
第2次指定地はノコンギクの丸い冠毛がまるで花のようで、補完地は所々倒伏していたがヨシに覆われたままだった。
北側の横堤は草刈りの影響もあり若葉の緑に覆われていた。ノゲシやオオジシバリのの黄色の花や小さなハコベやシロバナ
タンポポも見られた。
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コカモメヅルの旅立ち |
ノコンギク |
2022年のサクラソウ自生地の草焼きは1月12日(水)に実施予定です。天候により中止の場合もあります
大雪(たいせつ):2021年12月7日の週は大雪とはとても思えない暖かい日が続いた。友人から娘さんがインドから帰国できた
との嬉しいニュースも入ってきたが巨大化したハリケーンがアメリカテキサス州を襲ったとの酷いニュースもあった。 2021年12月15日作成