二十四節気の冬至に見る田島ヶ原サクラソウ自生地
冬至 冬中 冬始め
2021年12月22日(水)
朝から真っ青な空が一面に広がった2021年12月22日の冬至は北風が冷たかった。
桜草公園の正門近くの40号線の堤防もきれいに除草され雪を頂いた富士がきれいに遠望できた。
サクラソウ自生地も1月12日の草焼きの準備で中のオギやヨシは刈り倒されて、視界がますます良くなって端から端が見渡
せるようになった。
A区の手前の三角状の所は地上すれすれの部分から刈り取りされていた。普通の所は地上から3〜40pくらい残して刈り取る
筈なので少し不思議だった。実験的な処置だろうか。
現在第一次指定地内の樹木はクヌギとハンノキそしてE区の旧井戸の傍のアカメヤナギ(マルバヤナギ)だけだ。樹木は日照
を遮ってサクラソウの生育にはあまり好ましくないとの事らしい。
上の写真の3本の幹は真ん中だけがハンノキだ。ハンノキの樹皮は紫褐色で不規則に浅い割れ目があって剥がれるとあり、
クヌギの樹皮は灰褐色で厚く不規則に深く割れる。とある。
しかし現状ではナカナカ判別が難しい。もうすこし樹皮に慣れ親しめば分かるのかもしれないが、現状では無理だ。
右上はハンノキと円内は約1.5pの熟した果穂と約6pの長さの雄花序。果穂は10月に成熟し果鱗は約5oの扇形、堅果は約
3o。雄花序は1月の暖かい日辺りに突然花粉を飛ばすという。
ドバトは集団で舞い上がり舞い降りていました。
観察路の柵近くには多くのつる草が残されていたが、取り除くのはやはり商売人でないと難しいようだ。公園方面を眺める
と管理棟もハッキリ見えた。
B区の北側の横堤は早く草刈りがされて草の緑が復活して、北風も当たらないのでハコベやノゲシなどの植物がチラホラ花を
咲かせていた。
キズタも唯一自生地で緑の葉を茂らせ、先端に花柱が残った液果をつけている。5〜6月頃熟して黒紫色になるという。
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ハコベ |
キヅタ |
2022年のサクラソウ自生地の草焼きは1月12日(水)に実施予定です。天候により中止の場合もあります
冬至(とうじ):2021年12月22日の冬至は朝から真っ青な空が一面に広がったが、風は冷たかった。冬至 冬中 冬始めのこと
わざ通り、寒さはこれからだ。昨年は暖冬だったが今年は日本海側の大雪など厳しい寒さになりそうだ。 2022年1月3日作成