二十四節気の立夏に見る田島ヶ原サクラソウ自生地
まだサクラソウの多くの花も刮ハも見られました
2022年5月5日(木)
2022年5月5日は最高気温が27℃の夏日になった文字通りの立夏だった。
サクラソウ自生地はオギとヨシそしてスイバとノカラマツが丈を伸ばし、腰くらいまで伸びていた。
今の時期花はレンリソウ、チョウジソウ、アマドコロや小さな花のエキサイゼリそしてあまり歓迎されないハルジオンやヒ
メジョオンだが、意外にサクラソウの花が多く見られた。葉が大きくなり光合成で栄養を蓄え刮ハを大きく育てる季節なのにまだ花も楽しませて
くれた。
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サクラソウ |
レンリソウ(連理草)埼玉カテゴリー絶滅危惧TB類(EN) |
この日は鴨川のナヨクサフジに来るシロスジヒゲナガハナバチを撮るのを一つの目的にしていたが、見事に失敗だった。
鴨川は河川敷の大改修でナヨクサフジは遠目には見えなくなった。でも良く見るとアチコチに大きな群落があった。一番入
りやすい所に行ったが周囲の草は腰以上もあり、胸までもあって何となく恐怖さえ感じた。
たまに来るハチも吸蜜する素振りも無くすぐに飛んで行ってしまった。そんな所に長居は無用で、早々に引き上げ翌日他の
所で観察した。
左の写真では長い口吻が見えるが蜜を吸い取るスプーン状の長い中舌までは見えないようだ。
上は前翅の肘室が2つ
なのが分かる。よく似たヒゲナガハナバチのシロスジは2つでニッポンは3つという。
動画を切り出してもピンボケが多いので、連写をしてみたがナカナカ思うようにはいかず、枚数ばかり多くなってしまい、
いいショットを撮るのは難しい。
右のクララは絶滅危惧T類(絶滅の危機に瀕している種)のオオルリシジミの幼虫 の食草。
エキサイゼリの種小名のikenoiはソテツの精子の発 見者池野成一郎博士の事だが、牧野博士が矢田部良吉博士に迫害を受
けた時に助力をしてくれたその友誼に感謝した献名という。
立夏(りっか):桜草公園には若い家族連れが思い思いにテントを張って自然を楽しんでいた。G.Wだからと言って遠出をする
のではなく身近な初夏の自然を楽しむ合理的な若い人たちだ。 2022年6月10日作成