二十四節気の秋分に見る田島ヶ原サクラソウ自生地
スズメバチの栄養交換を初めて見ました
2022年9月23日(金)
2022年9月23日の秋分の日の予報は雨、しかも熱帯低気圧が台風15号に発達して東海・関東は所によって激しい雨と
いう。朝は今にも降り出しそうな空模様だった。
自転車で行った自生地では赤トンボに多く出会った。この日は9枚の写真を撮ったがアカトンボにも色々な種類があ
り難しい。
トンボの古い呼び方は「あきつ(秋津)」で秋の虫という意味から赤トンボを指したようなのが次第にトンボの総称
になったようだ。
トンボという呼び名になったのは平安時代以降のようだが、トンボの語源については幾通りもあるようだ。
一番リーゾナブルなのは飛棒が変化してトンボウ、トンボになったという説だろう。
去年までの樹は樹液が出なくなった様で虫たちは一本おいた先のクヌギに移っていた。カナブンは全く見ずスズメ
バチが多かった。
新しく飛んで来たオオスズメバチ(コガタスズメバチかはっきりとは同定できなかった)はそばに行くと顔を寄せ始め
た。まさかキスをしている訳ではあるまいと調べてみると栄養交換という。
コムラサキとキタテハも来て、アカボシゴマダラも見られたが、全体的に樹液は少なそうだった。
スズメバチの成虫の栄養源は主に炭水化物で、5齢幼虫が発達した唾液腺から分泌する透明な液体を口移しで受け
取ります。幼虫に餌を与えるかわりに幼虫から栄養をもらうギブアンドテイクの関係にあり,これを栄養交換とよんでいます。
幼虫との栄養交換が十分に行えない時期には,樹液や花蜜,果樹などを訪れます。
栄養交換は成虫同士でも頻繁に行われ,甘露や樹液などの液状の食物を口移しでやりとりします。オオスズメバチで
は樹液の採集場所でも頻繁に行われます。(都市のスズメバチ・名古屋市)
オギがかなり倒伏しているように感じたが、
ツユクサのブルー、キンミズヒキの金色は健在だった。
センニンソウ、ツルマメは全く姿を消していた。代わりに一大勢力になったフジバカマは花はまだ半分くらいだが多
くの蕾を付けている。ユウガギクの花も多く見られる。ヤブツルアズキがが多く見られるようになり、また我が世の春を謳歌しそうだ。
B区の公園側の立ち木を伐採したところには雑草が生い茂っている。このところはヒメムカシヨモギも伸び出し自生地
内のフジバカマと高さを競っているような気もし、写真を撮るにも一苦労だ。
いいアングルになるようあれこれ工夫していると、結構キタテハが飛んでいる。フジバカマを吸蜜している所を撮ろ
うと追いかけてみると奇妙な事に止まるのは葉の上ばかりだ。それもチョット止まってはすぐに飛び立ってしまう。
その内にやっと気づいた。産卵場所を探していたのだ。食草のカナムグラが増え始めている。
帰ろうとしたら、近くのフジバカマでキタテハが吸蜜していた。ラッキーとばかりに動画も撮った。
後でよく見るとなんとツマグロヒョウモンのオスだった。
堤防の
ヒガンバナは
すっかり荒川左岸堤防の秋の風物詩として定着した。
秋分(しゅうぶん): 今年の秋分は「一粒万倍日」や大安と重なり縁起が良い日という。一般には「一粒の籾が万倍に
なってかえってくる」というおめでたい日で年間で60日あり他の吉日と重なる事でさらに運気が高まるという。 2022年9月28日作成