二十四節気の立冬に見る田島ヶ原サクラソウ自生地

ガバメントクラウドファンディングにご協力ください

2022年11月7日(月)

立冬の自生地は オギの白い穂の部分が大きくなり、秋の陽に銀色に輝いていた。
銀色に輝く自生地
バス停横のいつも自生地を望む定点から俯瞰したサクラソウ自生地
コセンダングサにモンシロチョウ
ススキやセイタカアワダチソウそしてコセンダングサが繁茂するさいたま東村山線のノリ面にはモンシロチョウや ウラナミシジミなども吸蜜に来ていた。
コセンダングサには多くのハチやチョウが吸蜜に来ている。ノコンギクには殆どハチなどが見られなかった。蜜が多 いのだろうか。右の写真はモンシロチョウの口吻(吸蜜管)が山なりに筒状花に入っているのが分かる。
除草についてはその後、くらし応援室を訪ねてみた。
担当は若い青年だった。名刺には土木担当 技師とあった。
除草は年に2回という。河川事務所でも2回に減らしているようだが、2回だとかなり絞り込まないと大変になってしまう。
電話で話した後に桜草公園に下る路の両側のセイタカアワダチソウは邪魔にならないように剪定してきたという。
河川事務所の除草の時期などとなるべ併せてきれいにするよう両者の潤滑油になれたらと思う。

コメナモミ
観察路は自然のままにしてあるのでオギがかぶさっている所などあるが、両側は相変わらずユウガギクの白い花が占 めている。
フジバカマ
コメナモミはメナモミに比べて小さいキク科の一年草。5個の総苞片は外側に伸び出し花床の鱗片と共に腺毛が密生し 粘る。フジバカマの頭花には5枚の花弁が合わさった5個の筒状花が集まり、2裂した雌しべが伸び出す。
ノコンギク
サクラタデ
サクラタデは雌雄異株、花被は約5ミリで深裂し腺点がある。雌花では雌しべが雄しべより長い。雄花では逆に雄しべ が長い。

文化財保護課が「田島ヶ原サクラソウ自生地」を再生させるためのガバメントクラウドファンディングを実施 している。
記者発表は10月5日だが、1ヶ月チョットで56万円と目標額の50%をオーバーしていたので12月末の期限までには目標 額を達成できそうな感じだ。とにかく予算がないのだから何でもやってみるのはいいことだ。
サクラソウ自生地を守る会も、自分のできる事で積極的に応援する事だ。外部の人からクラウドファンディングをや っているんだねと言われて知る世界は無用だ。
ガバメントクラウドファンディングとふるさと納税の共通点と違いを明確にしてとにかく成功させることだ。
田島ヶ原サクラソウ自生地のページ
令和4年10月3日のさいたま市の記者発表

ガバメントクラウドファンディングは実質2,000円の支出で3〜4万円の支援協力ができる制度です。
収入と家族構成によって金額が左右されるので早見表で自身の寄付金額の上限を調べて頂きたい。
サクラソウ自生地の現状を憂うる方、サクラソウを愛する人には具体的に協力をいただける制度と思うので、是非お 調べ頂いてサクラソウ自生地を応援して頂きたいと思います。
11月20日現在19人の方に支援いただき72万円になりました。目標額はいくら上回ってもいいので是非ともご支援下さい。

立冬(りっとう):2022年11月7日は立冬というにはあまりに穏やかな一日だった。雲が多かったので時々陽射しが遮ら れると少し肌寒くも感じたが暖かな秋の日だった。  2022年11月20日作成