二十四節気の小寒に見る田島ヶ原サクラソウ自生地

11日の草焼きは無事終了しました

2023年1月6日(金)

明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。
クラウドファンディングはお蔭様で48人の支援を頂き、最終的に287万7千円、目標額の3倍近くまで達成 しました。本当に感謝です。
富士山
2023年の小寒は雲一つない晴天で無風だったので、ほとんど寒さは感じなかった。でも小寒はいわゆる「寒の入り」で立春 の前日の節分までは一年で一番寒さが厳しい時期と言われる。体調には気を付けて寒さに負けないよう頑張りましょう。

6日の朝に自生地に行こうと、愛用の自転車を出したら、ガクンという音がして動かなくなってしまった。慌てて調べてみる と、後輪の車軸が外れている。ペンチを持ち出して色々やってみたが、ダメで結局年の初めのサクラソウ自生地はバスで行くことになった。
桜草公園に入ると正面に富士山がいつもより大きく見えた。風がないせいなのだろうか、クッキリとまでは言えない感じだ った。
観察路周辺
自生地は11日の草焼きの準備がほぼ整っていた。2017年からオギを刈り倒しての草焼きに代わっているが、柵を炎から守る ために観察路から2,5mくらいはきれいに除草する。E区では最終的な作業で柵に絡んだ蔓植物などを取り除いていた。
11日の草焼きは予定通りに行えそうだが、去年に続いて11時に新開小学校の4年生が見学に来る予定だ。去年が初めてだっ たが、実際の炎の熱と大きさにはビックリし、感動したようだった。
ヨシの稈に乗って辺りを見回している鳥はモズだった。獲物がいるだろうか?いつもは草焼き後に来ているのを見るタヒバリ がもう来ていた。
モズ タヒバリ
獲物を木の枝などに刺しておくのをモズの「はやにえ」 主に地上を歩きながら採食するセキレイ科のタヒバリ

1月11日の草焼きの日は前日の強風も収まり、絶好の草焼き日和だった。
点火
この日は定刻9時にE区から点火された。乾燥しきった枯草はよく燃え広がり、予定より早め早めに進行した。天候に恵まれた 事もありギャラリーも多く見られた。
A区
左の写真はそんなに近くで撮っているようには見えないが炎の熱さにすぐに退散していた。
炎

生徒たち
去年から見学に来てくれている新開小学校の4年生たち。今年は校長先生とPTA会長も見えてくれた。
学校からは30分かかるので、授業時間の関係から11時頃になってしまうので今年も文化財保護課、草焼き実施の業者の 方、そしてギャラリーの皆さんのお陰で貴重な体験をさせることができたのは大感謝だ。
小学校の方でもとにかく早く来ようと努力してくれて11時前に到着してくれたのに、早く来てほしい一心で入り口近くまで 迎えに行った自分と横堤の上と下とですれ違ってしまい、最終的には僕が第2次指定地の点火を遅らせてしまった。
本当にドジで我ながらあきれてしまう。

小寒(しょうかん):小寒の前後は穏やかな晴天続きだった。小寒から9日目に降る雨は「寒九の雨」と言われ昔から 豊穣の兆しという言い伝えがあるようだ。今年のサクラソウはきっと良く花開く事と思う。 2023年1月18日作成