二十四節気の大寒に見る田島ヶ原サクラソウ自生地
モグラ塚が多く見られ、ノウルシの芽生えは少なかった
2023年1月20日(金)
2023年1月20日の大寒(だいかん)は穏やかに晴れた暖かい一日で、大寒にはほと遠い日だった。
でも週明けには北日本を中心に強烈な寒波が襲来し、24日は日本海側と北国に最強の寒波襲来でニュースはその報道一色だ。
まさに大寒の日本列島だ。25日には関東地方にも今冬一番の寒波が襲来し最低気温は-4℃まで下がり、東京にも一部雪が舞ったようだ。
大きさは100cmX145cmと大きいので目に入りやすい
さくら草橋の信号の下の道路標示は2年と持たず剥がれてしまったので、今度は長持ちするように路面に直接書いてくれた。
大歓迎でついでにサクラソウ自生地の文字を入れて欲しいとお願いしたが、路面に書くと大きくなって、字数も制限されるので不可だった。でも近隣からお見え
になる方には公園でも自生地でも、とにかく迷わずに来てくれる表示をつけるのが最優先で、有難かった。
自生地は褐色の世界だったが、結構燃え残す所も多かった。気になったのはモグラ塚の多さだった。あんなに多いとサクラソウの根にも
悪影響がありそうなくらい久し振りに全域で目についた。
焼け野原には例年の如くツグミやタヒバリが多く見られたが、ノウルシの芽生えは少なく、見られたのも小さな芽生えだった。やはり今年の寒さ
の影響なのだろうか?サクラソウの芽生えは無かった。
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典型的な冬鳥のツグミ |
2つ並んで仲良く芽を出したノウルシ |
20日は晴天で風もなく寒さも感じなかったので、B区の北側の土合1横堤でシロバナタンポポが咲いているのではないかと思い行ってみた。
手前のカイズカイブキは石膏細工のような実はあまり見られなくなっていたが、隣のトウネズミモチは相変わらず実をたわわにつけていた。
シロバナタンポポは一輪だけだったが、周囲ではオオイヌノフグリ、ホトケノザ、ウシハコベなどの小さな花が結構見られた。。
久しぶりに行ってみた補完地はきれいに除草されていた。ここは一度延焼させてしまったので刈り取ったカヤは燃やさずに運び出しているようだ。
その後、新開小学校に寄ってサクラソウの鉢たちを見てきた。少し乾き気味のようだったが、今の時期あまり水をやっても朝夕の寒さもあるので
観察だけにとどめた。
その後土合小学校に寄ってきたが、100周年記念の池の手前にきれいに手入れした大きな長方形の植物の鉢とプランターが2〜3個置いてあったが
そこにサクラソウを植えられたらと夢が膨らんだ。
土合小学校は今の季節でもちょっとした所に花が見られ和やかな気持ちになれる。花の有難さを実感した。
今年の春節(旧正月)は22日の日曜日だ。休みは21日から27日までの7連休で、中国では延べ21億人が移動するとも言われる。日本にもかなりの
人が訪れるようだが水際対策はしっかりして欲しい。
大寒(だいかん):定気法では太陽黄経が300度の時。読んで字のごとく一年で一番寒い時期。小寒から節分までが寒中でちょうどその真ん中に当たる。
2023年2月1日作成