二十四節気の雨水に見る田島ヶ原サクラソウ自生地
サクラソウの芽生えも見られた暖かな雨水でした
2023年2月19日(日)
2023年2月19日の日曜日の雨水は北九州と四国で春一番が吹き、東京近辺でも20℃を超えた所があるという。桜草公園では明るい陽射しの下若者たちがサッカーなどに興じていた。
サクラソウ自生地ではサクラソウも芽吹き、俯瞰した自生地は緑色がかった部分も感じられるようになり確実に春の気配が漂っていた。
やはり一番目に付くのはノウルシで、もう葉を広げているのもあった。アマナは小さななぎなたを立てたような若芽をたくさん出し、ノカンゾウが端正に葉をつけた姿も多くみられた。
左の写真はまるでサクラソウがアマナの捕虜になっているみたいな感じだが、全域でこんな感じかもしれない。
周囲にはセイヨウカラナシナの黄色い花が見られた。
ガラス細工に似て海藻のようにも感じるノカラマツが地面に多く散らばっているB区の公園側にフキノトウがもう花をつけているのもあった。キンミズヒキの若々しい緑色の肉厚の羽片を広げたような姿は柵の近くに多く見られる。
真ん中の紅葉した葉はこれからまもなく花穂を立ててサクラソウの邪魔をするスイバ、周囲の赤紫はノカラマツ
|
|
サクラソウも大きくなっていますが花芽はまだ |
フキノトウは雌雄異株、雄株は黄色味を帯びる |
第2次指定地では望遠でサクラソウの芽生えを確認した。補完地でも多くのサクラソウの芽生えが見られた。
寒い日が多かっが、雨水のサクラソウ自生地は間違いなく春の訪れを告げていた。
新開小学校に寄ってみると鉢はよく管理されていたが、まだサクラソウの芽生えは少なかった。
土合小学校では先日届けた田島ヶ原ゆかりのサクラソウの鉢はたっぷり水やりをしてもらっていた。ここではフクジュソウの大株が見事な黄金色の花を咲かせていた。
雨水(うすい):カワセミの写真を撮りに行った小公園で、ミモザの花が咲き始めていた。ミモザを調べてみるとオジギソウの学名に由来するようだが日本語ではほぼアカシア類の花を呼ぶ名として使われているとあった。 2023年3月12日作成