二十四節気の啓蟄に見る田島ヶ原サクラソウ自生地
ヒロハノアマナが満開、アマナも多くが開いて自生地に春到来!
2023年3月6日(月)
2023年3月6日の啓蟄のサクラソウ自生地は生憎の曇天だったが、俯瞰すると緑と土色が半々くらいになっていた。昨夜来の弱い雨はサクラソウ自生地にちょうど良い湿気をもたらしたようだ。
でも、太陽が出ていなかったのでアマナもヒロハノアマナもすべて花が閉じていた。
7日は日本晴れの晴天だったので11時頃行ってみたらまさにアマナが花開き、ヒロハノアマナは白い絨毯を広げたようだった。今週は晴天続きで気温も高くなるようなので、是非サクラソウ自生地にお出かけになるといい。
左は7日12時27分撮影の満開のアマナ。下は曇天ですべて閉じている状態の6日のアマナ。
ヒロハノアマナは中央観察路の駐車場側からの正面、E区に見られる。ちょっと柵からは遠いので双眼鏡をお持ちになれば尚goodです。くれぐれも晴天の日で、風もあまりない方がいい。
3月7日12時31分撮影のヒロハアマナ
ヒロハノアマナは全国カテゴリー絶滅危惧U類(VU)、アマナは埼玉カテゴリー準絶滅危惧(NT)。両種ともユリ科アマナ属の多年草で、春早く花を咲かせ初夏には姿を消すスプリングエフェメラル(春のはかない命)。
サクラソウの花芽は第2次指定地でやっと確認できた。ここはサクラソウの株が柵近くにも多くなったので花の時期が楽しみだ。
ノウルシはもう花を咲かせ、B区の公園側のフキノトウも多くの花をつけていた。色々の植物が多くの芽を出しているが、特にツルボの株が多いように感じたのは錯覚だろうか。
作業中の人が5〜6人いたが、カナムグラなどのつる植物や増えすぎてサクラソウの生育に支障が出ているノカンゾウ、コバギボウシなどの駆除をしているとのこと。ついでにノウルシもと言いたいところだがこれは準絶滅危惧種なのでそうはいかないようだ。
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モンシロチョウの正面の顔も見えます |
越冬蝶のキタテハは7日に多く見られた |
新開小学校の鉢植えのサクラソウは倍の100鉢近くに増え、生長に差があるものの少しづつ芽を出し始めていた。
新開小学校のサクラソウの鉢植えは新旧の4年生分で100鉢近くなった。
啓蟄(けいちつ):東京のソメイヨシノの開花日が日本気象協会の予想は当初22日だったが、ここにきて暖かい日が続き、13日の朝には靖国神社の標本木が2輪花開いていたといい、今日、明日にも開花の発表がありそうという。 2023年3月13日作成