二十四節気の小雪に見る田島ヶ原サクラソウ自生地
2023年の小雪は小春日和の好天でした
2023年11月22日(水)
2023年小雪の11月22日は小春日和の好天でした。
E区の奥のクヌギの木の陽だまりにキタテハが4匹集まって日向ぼっこをしていました。
実は12時12分頃最初に見た時は上と下の2匹でした。右の蝶は後から飛んできました。そして上の2匹は最初は左の写真のようでした。一匹だったのです。
それが2分後には右の写真のようになり、4匹になったのです。
結局交尾をしていたようでした。
左の写真から右のようになる2分間の間に何枚か撮っていますが、どうしてもどうゆう風に交尾していたのか分かりません。右の写真では2匹とも下向きのようですが。
キタテハには初夏から真夏にかけて現れる夏型(地色が黄色いっぽい)と秋に現れてそのまま越冬する秋型(地色がオレンジっぽい)があります。今回のは勿論秋型で裏はメスは外縁が濃褐色になり、オスは茶褐色で外縁が淡黄色になるようで、上がメス下がオスのようです。
蝶の数え方は「頭」もあるようですが常識的な「匹」にしました。
前回見つけたA区の鴨川側の柵に絡んだつる植物にたかっていたヒメジュウジナガカメムシが相変わらず群生していた。
ヒメジュウジナガカメムシは8o程のカメムシだが毒は無く、人間には害にならないという。
この虫の研究例はほとんどないようだが、集団で偶然に確認されることがあっても再現性はほとんど無いさまよえるカメムシの典型例という。
オギはすっかり葉を落として稈だけが立ち並び陽射しが届くようになり観察路も全体的に明るくなった。ユウガギクの花もほとんど無くなり植物達は次世代の種子をつけている。
ノコンギクをはじめ
センニンソウ、
アカネの果実も見られた。
アカネの果実は径5〜6ミリ液果の核果。花よりも大きく晩秋の頃に黒く熟す。普通2個の分果状に分かれるが、1個のものもある。核果に核が2個ある。
40号線の堤防がきれいに除草されていたが、冬になると繰り返される不法投棄のタイヤがいつもより多く投棄されていたのには非常に腹が立った。夜中に道路から柵越えに投棄されるようだが、何とかならないものだろうか
小雪(しょうせつ):七十二候の初候は虹蔵不見(にじかくれてみえず)。陽射しが弱まり虹を見ることが少なくなる。見られてもくっきりとした虹ではなく、ぼんやりしていてすぐに消えてしまう。 2023年12月6日作成