二十四節気の小寒に見る田島ヶ原サクラソウ自生地
草焼きの準備が進んでいる暖かな寒の入りでした
2024年1月6日(土)
寒の入りの小寒だが、空気は冷たいものの陽光は暖かく厚いセーターも着こんでいた上半身は汗ばむほどだった。
サクラソウ自生地は10日の草焼きの準備で刈り倒しがされていたが、かなり意図的に残したり、刈り込んだりししているように見えた。
観察路の柵の保護と延焼防止のために毎年柵の近くは刈りこむ
ちなみに観察路の幅は概ね2.5mで、刈り込み幅は概ね2.5m〜3mだ。
自生地内の
ハンノキは今、長さ4〜7cmのサラミのような雄花序をつけているが、毎年の事でよく知っているのだろう、下の方にはまったく付けていない。火の影響を受けない上の方だけに付けている。C区の中央観察路沿いの木は雄花序が全体的に少なくなったが、上の方は満艦飾に付けている。でも毎年の草焼きの影響か、樹勢は衰え始め枯れ始めてしまっている。
左はC区の中央観察路際のハンノキ。上は上部、下は下部の枝
自生地内にはほかに北観察路と南観察路のクヌギの間にハンノキはあるが、北観察路の木はともかく、クヌギの間の木はほとんど雄花序をつけていない。
下記はこの日に撮ったそれぞれの区の草焼き準備模様だ。
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鴨川側から見たC区 |
広く刈り込んだ向こうに立ち枯れたヨシが残るA区 |
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クヌギの木の保護で周囲を広く刈り取ったE区 |
立ち枯れたヨシが残るD区 |
前回も書いたが第2弾の「田島ヶ原サクラソウ自生地を再生させたい」クラウドファンディングは444万4千円、支援人数96人まで積み上がった。
第1回分287万7千円と合わせると合計732万1千円の支援金になった。
支援人数も第1回目は48人、2回目は96人に膨らんだ。
多くの人たちが田島ヶ原サクラソウ自生地の再生に協力いただけるのは本当に嬉しい事だ。感謝感謝だ!
でも一つ不思議な事はこの「田島ヶ原サクラソウ自生地を再生させたい」第2弾の結果ページがかなり早くに削除されてしまっている。
これだけのご支援を頂いていることは少しでも多くの人に知ってもらいたいし、誇りにしていい事だ。何故削除したのか?早急に復活させるべきだ。
そして一回目の支援金をどう使っているのかもどんどん公表していくべきだ。それが支援してくれた人達への何よりのお礼になり、今後もご支援いただける原動力になる。
田島ヶ原サクラソウ自生地の一年の初めの大切な行事の「草焼き」は1月10日(水)に無事終了。今回は再開してから17回目の草焼き(野焼き)になり、新開小学校の生徒さんも9時過ぎには来てくれた。
今回の草焼きも至急追加するので
田島ヶ原サクラソウ自生地草焼き年譜をご覧いただきたい。
小寒(しょうかん):寒に入って4日目を「寒四郎(かんしろう)」、9日目を「寒九(かんく)」と呼び、冬の季語とされ、1月7日の七草がゆ、1月15日の小正月などの行事があります。 2024年1月13日作成