二十四節気の雨水に見る田島ヶ原サクラソウ自生地
サクラソウの芽生えが見られ、ヒロハアマナは花も
2024年2月19日(月)
今年は関東での春一番が15日に吹き、その日は東京都心で24.1℃と4月下旬並みを記録したという。
その後は寒暖の差が大きかったが2月19日の雨水は朝から小雨模様だった。気温は結構高かったが、予報では午後からが雨だった。自転車で行くのを迷ったが、結局帰りに鴻沼川でジョウビタキに出会えて成功だった。
定点観察を続けているバス停から俯瞰した自生地はかなり緑が多く感じた。念のために2009年からの雨水の写真を見直してみたが、やはり今年の自生地の緑が一番多かった。
いつもはノウルシの赤い芽ばかりが見られるが、今日は両方の自生地で
サクラソウの芽生えが見られた。特に第2次指定地では多く見られた。
アマナのヒョロヒョロした子葉、ノカンゾウの鮮やかな芽生え、そしてノビル、フキノトウはこんなにと思うほど大きくなっていて、ノウルシがかすんでいた。
左はひょろひょろと一本づつ伸びだしているアマナの子葉。本葉は上のように左右に2本伸びる。
ヒロハアマナはもう花をつけていた。でも、この日は曇天だったため開花はしていなかった。右の写真は蕾で晴天になればすぐ開花する。
冬鳥のツグは来月にはいなくなってしまう。
14日には雨で一週間延期された新開小学校のサクラソウの芽分けが行われ、昨18日は土合小学校の花壇への田島ヶ原ゆかりのサクラソウの追加植え込みを行った。
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新開小学校4年生に芽分けの説明風景 |
土合小学校での田島ヶ原ゆかりの桜草植込み |
今年のさくら草まつりは4月13,14日でサクラソウの展示会場は浦和駅西口の「さくらそう通り」に変更のようだ。
桜草公園会場は従来通り14日の日曜日だけで屋台などが出て賑わう。サクラソウもよくご覧頂けそうだ。
雨水(うすい):雨水の「雨」は、雪が解けて雨が降り始めるという意味です。寒さが和らぎ、春の訪れを感じる頃で、2024年の雨水は雨模様でしたが雨が多い事ではないようです。 2024年2月21日作成