二十四節気の立夏に見る田島ヶ原サクラソウ自生地
2024年の立夏は青空が広がりまさに夏の訪れでした
2024年5月5日(日)
2024年5月5日の立夏の空は青く澄み渡って、風は少しあったが爽やかな夏の訪れだった。
オギが伸び出して特別天然記念物の石碑は田島ヶ原の文字は見えたが、サクラソウ自生地は草の中に隠されてしまった。
カントウタンポポの花にツマキチョウが来ていた。前翅の先端が尖っていて橙黄色なのはオスだ。メスは灰色という。
オスの前翅の先端が橙黄色なのが褄黄蝶の名の由来という。後翅の裏には緑色の雲状の模様があり、オスは橙黄色が透けて見える。
クモマツマキチョウは前翅の翅頂部は丸く、オスは前翅の先半分が鮮やか橙黄色になる。
新開小の花壇にヒゲナガハナバチが来ていた。花はオキザリス、またはカタバミという。オキザリスは学名のカタカナ読みでカタバミは夜には葉が閉じて半分に見えるからの和名だ。
クララは自生地ではA区とC区の間にあるが正門の左側の堤防に自生している株はかなり増えて存在感を増している。でも毎年徐草時期になると刈られてしまってジエンドだ。絶滅危惧種のオオルリシジミの食草というが、クララだけ増えてもオオルリシジミが発生するわけでもなしどうにもならない。
帰路新開小学校に寄ってみたらサクラソウの枯れ花などが取られきれいになっていた。将に本木さんだ。
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一番花が多かったチョウジソウ |
果胞が膨らんできたトダスゲ |
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マメ科の蝶形花レンリソウ |
ケシ科の草の黄は切ると黄色い汁が出るから |
4月14日のさくら草まつり'24で清水市長にお会いしてサクラソウ再生の為のガバメントクラウドファンディングは是非本来の姿に戻して欲しいとのお願いをした。でも、5月の半ばを過ぎても何の変化もない。
市の財政組織の中に組み込まれ動いているものへの変更・ストップはいかに市長であろうとも無理なのはある程度理解できる。
でも、何らかの方法でサクラソウ再生の為の積極的な方策をとらねばとてもサクラソウの再生は無理だ。旗を掲げた以上さいたま市には何らかの方策をとる責任がある。このままでは政令指定都市の名が泣いている。
2024年5月18日作成